フォーミュラE決着! ラスト2連戦を片山右京が予想

2016/06/30 18:01 配信

芸能一般

解説の片山右京がフォーミュラE2年目の総合優勝争いを分析(C)テレビ朝日

熱戦が繰り広げられているフォーミュラEもドイツ・ベルリンでの第8戦が終了し、7月に行われるイギリス・ロンドン大会2連戦を残すのみ。テレビ朝日系列の同大会中継番組で解説を務める片山右京が、2年目の総合優勝争いの展望を語った。

現在、ルーカス・ディ・グラッシ(ABTシェフラー アウディスポーツ)が141ポイントでランキングトップ。ベルリン大会で優勝したセバスチャン・ブエミ(ルノーe.ダムス)がわずか1ポイント差で追う展開だ。

片山はベルリン大会を振り返り「ブエミとしては、ディ・グラッシに4連勝を決められていたら、チャンピオンシップはなかったので、流れを変える意味でも勝たなければいけないレースでした」とブエミの健闘をたたえた。

ロンドン大会について片山は「ブエミが強いチームに所属していてしかも速いドライバーだというのは間違いないです。ただ、ロンドンのバタシーパークは、コースの特性上スピードが出る割には狭く、アクシデントが起きやすい。オーバーテイクも難しいから去年も接触が多かったですね。さらに、ブリティッシュウェザーという雨も気になるところ。今までフォーミュラEでは本当の意味でのウエットコンディションで行われたレースが奇跡のようにないですが、イギリスではそれも分かりません」と分析。

「クリーンなレースになることを祈りますが、まったく別物になる可能性もあるだけに面白いとは思います。ただ、コース幅が狭いサーキットなので、オーバーテイクする際にはフロントをねじ込むようなハードなレースをしなくてはいけないでしょうね」と語った。

そして「速さで言えば、ルノーe.ダムスのブエミですが、ディ・グラッシもレース巧者。どんな状態でも仕掛けてきて表彰台に上がる男なので、去年二人が失ったチャンピオンシップをプレッシャーの中で壮絶な戦いを見せてくれるでしょうね」と激しいレース展開に期待を寄せた。

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