バラエティーやドラマなどで幅広く活躍している東京03の最新DVD、第17回東京03単独公演「時間に解決させないで」が、7月6日(水)に発売される。
第17回東京03単独公演「時間に解決させないで」は、'15年11月から'16年2月までに全国で行われた公演で、発売されるDVDには'16年2月に行われた公演の模様が収録されている。
収録内容は「同窓会」「防犯」「20年来の友人」などコントを中心に構成され、本編の他、映像特典として追加公演のみで披露された「角田のやりたいこと公演」「飯塚のやりたいこと公演」「豊本のやりたいこと公演」を収録。
さらに、メンバー3人が自身のコントライブの映像にさまざまなコメントをしている「2度楽しめる!副音声付!」が音声特典として収録されている。
今回は東京03のコメントを紹介する。
――第17回公演のタイトルが「時間に解決させないで」に決まった理由は?
飯塚:僕らが勝手に決めてるんですけど、(単独公演のタイトルを)3部作でくくるようにしてまして。(第17回単独公演のタイトルは)その前の第16回公演の「あるがままの君でいないで」から始まっている二本目なんです。で、一番最初に自由に付けちゃったタイトルの縛りが一個できちゃいまして、そのタイトルから何縛りにするか考えてたんです。
それで「あるがままの君でいて」といういい言葉が、人を励ます時に使う言葉で、そういう言葉の逆というくくりで考えて決めたんです。だから、結構縛られたルールの中で強引に決めたタイトルですね。
――3回目(第18回東京03単独公演「明日の風に吹かれないで」)、が一番きつい?
飯塚:そうです(笑)。次の公演が7月に始まるので、もうタイトルは付いているのですが、まあまあ大変でしたね。これも時間が解決してくるよという言葉の逆を付けたんです。
――DVDに収録されているネタのほとんどが、誰もが一度は体験したことがある内容だと思いますが?
飯塚:日常から拾ってくることが多いですね。僕は風貌が普通なので、本当にそこら辺にいる何の変哲もない。
角田:それは僕も思った。
飯塚:本当に突出して太っている人がいるとか、見た目にものすごいインパクトのある人が一人でもいたら、こういう日常から拾ってくるネタはやってないと思うんですよ。だから苦肉の策だよね(笑)。日常の中でありふれた人間が演じる。結構、いろんな飲み会とか、誰か話している時とかでネタを拾う作業をしていますね。
――その中でも「防犯」は日常とは少し離れていると思いますが?
飯塚:これは一応ネタを僕と角ちゃんの二人で作っているんです。設定をお互いで出し合って、僕は結構日常から拾ってくることが多いんですが、角ちゃんの場合はゼロから頭で考えるタイプなんです。
角田:そうですね。コンビニの防犯カラーボールって気になるじゃないですか。それで、いかにも強盗みたいな人が来て、本当は(怖くて)投げられないじゃないですか。でも、犯人だろうと思って投げちゃったらどうなるのみたいな。
――DVDに収録されている内容は本編と特典を合わせて約3時間と大ボリュームですが、それぞれの一押しはどこになりますか?
飯塚:僕は一本目の「同期会」が好きですね。テレビでも何回かやっているんですが、ものすごいシンプルで分かりやすい構成で好きですね。
豊本:僕は「防犯」になるんですが、最後に僕がボールを角ちゃんにぶつけるんですけど、あのぶつけた時の気持ち良さはね。バーンとボールがはじけてきれいに飛び散って最後はぶざまな姿になってるのが、すごく気持ちよくて好きですね。
角田:全部好きなんですが、「20年来の友人」っていう下の名前で呼ぶのが好きですね。
――見ている側としてはたぶんこうなるだろうなって分かる部分がありますが、そういうときの間っていうのは、実際一番気を使ったりしますか?
角田:稽古中に飯塚さんが客観的に演出とかで間を入れたりするが、お客さんの前では、お客さんによっていろいろと違うでしょうけど、僕はよく分からないですね(笑)。そこの判断は付かないんですよ。言っちゃったら言っちゃうし。
飯塚:それだけは教えようがないんですよ。きょうのお客さんだったらもう一拍遅らせてとか本番中にあるんですけど、全く臨機応変にやってくれないんですよ(笑)。
角田:分かんないですね(笑)。
豊本:難しいよね(笑)。
飯塚:聞いてもらえるだけいいですけどね。昔はそれを言ったら怒られましたもんね。
角田:俺は俺で行くから。
飯塚:それをすごく言われたんですよ。
角田:結局、俺は寝ているだけなんですけどね(笑)。
――DVDに音声特典として「2度楽しめる!副音声付!」がありますが、この特典を始めたきっかけは?
飯塚:ツアーを回り始めてから、付け始めたと思うんですよね。もっと前からでしたっけ?
豊本:(もっと前から)やってるね、やってるやってる。
飯塚:じゃあ、ちょっと分からないかな(笑)。
豊本:二本目からだね。
角田:付けようと思ったのは、特典的なところがあるからだね。
――実際にネタを披露している映像を見ながら収録されていると思いますが、気恥ずかしい部分などはありますか?
飯塚:ほとんど見てないですね(笑)。あんまり触れずに喋ってます。
豊本:喋って、パッとモニターを見ると、今これ何やってるんだっけ?になる(笑)。
角田:ネタのある部分のポイントで話していて、もうすぐ来るからと話してたら、話し過ぎていて終わっているとか。
飯塚:角ちゃんのここをちょっとおかしいから見てとかっていうのはありますね(笑)。
豊本:これ、ちょっと受けてるからって、ノってるぞとか。
飯塚:そうそう。
角田:公開処刑だよね。
飯塚:証拠VTRが残ってますから。
豊本:あー。
角田:みんな見た上で話してるよね。
――今後3人が挑戦したいことは?
飯塚:テレビでコントをやれたら一番いいけどね。「ダウンタウンのごっつええ感じ」('91~'97年フジテレビ系)とか「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」('90~'93年フジテレビ系)とかをずっと見てきた世代ですから。それは夢のまた夢かもしれないけど、ずっと大きな目標の一つですね。ただ、なかなか難しいよね。深夜でもやれたらうれしいし。
でも、それがかなわないなと思ったから単独ライブを続けているのはあるね。本当に冠番組だと思ってコントライブをやっているよね。コントライブなら規制も何もないし、時間も好きなだけやらせてもらえるし。形としては、夢はかなっていると思います。
豊本:これだけお客さんに来ていただいてるし。
――DVDが発売される翌日から始まる第18回公演の全国ツアーについてお聞かせください。
飯塚:今のところネタ作りをやっている最中ですが、今回はトラブル続きですね。途中で角ちゃんが骨折してしまい。
角田:足をちょっと。
飯塚:僕は最近ぎっくり腰になっちゃったりして。だからネタ作りは今までのようなスムーズさがないんです。
角田:40(歳)超えて。
飯塚:そういう意味で僕が今までほとんどネタを書いてきたけど、角ちゃんが丸一本作ったりしているネタが今回は出てくるから、それが微妙な変化として出てくるかもしれない。僕らは一生コントライブを続けていくと決めたから、今後は年も取っていくからけがや病気とかで、もっとあるだろうからそれも込み込みで楽しめるライブだといいと思いますね。
飯塚:今回あの人がけがしたからこういうテイストのライブになったねとか(笑)。
豊本:ハハハハ。
飯塚:そういうのも含めて楽しんでいただけると最強だと思いますね。(第18回公演は)その足掛かりになるライブですね(笑)。
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