AKB48・渡辺麻友とHKT48・宮脇咲良がW主演を務めるHuluオリジナルドラマ「CROW'S BLOOD」が、7月23日(土)よりHuluにて配信がスタートする。
本作は、AKB48の総合プロデューサーで、脚本家としても数々のヒット作を手掛ける秋元康とハリウッド映画「ソウ」シリーズの監督、ダーレン・リン・バウズマンが製作総指揮として初タッグを組み制作したホラーサスペンス。
W主演の渡辺、宮脇の他、同じ高校に通う生徒役としてAKB48の豪華メンバーが脇を固めている。Smartザテレビジョンでは、彼女たちにリレーインタビューを実施。
今回は、国際ドリー女学園で学校一の人気者だが、意地悪な性格を持ち自分の立場を危うくする者には徹底的に攻撃する宇津井麻衣役の柏木由紀にインタビューを行い、作品の見どころや撮影中のエピソードなどを語ってもらった。
――今回、演じた麻衣はどんな女の子ですか?
役どころ的には、みんな同じクラスの女子高校生。(横山)由依や(松井)珠理奈は違うんですけど、同じ女子グループの中のリーダー的存在です。他の女子が憧れるような感じということで、ちょっと髪を派手めにしてみたり、アクセサリーを着けてネイルもして、今どきの女の子っぽさを出してみました。でも、麻衣は回が進むにつれて見え方が変わってくるキャラクター。第1話と最終話では全く別人みたい(笑)。最初から注目して見てもらえたら、麻衣の変化を楽しんでいただけると思います。
――演じる上で心掛けた点は?
麻衣の気持ちを大事に演じました。人に対して当たりが強いというか、みんなの中心にいて従えるようなところがあったりして。常に「私が一番」という意識を持っている女の子なんです、真希(宮脇咲良)に対しても、最初はキツイことをたくさん言っていますし(笑)。ダーレンさんは役の細かい設定を文章で書いてくださって「学校で見せる顔とは違う一面があるということを意識しながら演じてほしい」と言われました。
真希と関わることで、少しずつ変わっていくという話は何となく聞いていたので、その変化をうまく表現できたらいいなと。ただ、私はみんなの中心的存在という立場になったことがないので、そのポジションを理解するのは難しかったですね。普段は、どちらかというと周りに同調しながら付いていくタイプですから(笑)。
――渡辺さん、宮脇さんと共演した感想は?
長野ロケの時のまゆゆは、出演者の中で一番大変だったと思います。最後の方は、ほとんど出ずっぱり。泊り込みでの撮影を頑張っていましたね。いつも怖がりで、ホラーが苦手というイメージがあったのに、そんな素振りを一切見せずに演じていました。
咲良は一人だけ全然違うキャラクターに対して、毎回真剣に取り組んでいて。長ぜりふも多いんですよ。まゆゆもそうですけど、しっかりお芝居と向き合う姿がすごいなと。二人とも後輩なんですけど、尊敬しました。
――ちなみに、柏木さんはホラー映画をよくご覧になりますか?
全然ダメ! 見たこともなかったんです。でも、たまたま「ソウ」シリーズの中で一番見やすい作品を友達に勧められて。それが、ダーレンさんの作品だったんです。現実じゃない世界が描かれているけど、どこかで現実なんじゃないかなと思わせるような作りがすごいなと。
今回の作品でも、うそのような本当のようなギリギリのラインを攻めるホラーの楽しさを感じてもらえると思います。ホラー系は、勧められたその一本しか見ていないし、お化け屋敷も苦手なんですけど、自分がやるのは意外と面白かったですね。血のりを付けると、振っ切れて、絶対に女子高校生はしないようなメークも楽しかったです(笑)。
――ダーレンさんは「血」の出方にこだわるという話を聞いたんですけど…。
血がたくさん出ると喜んでいました(笑)。長野ロケの時も、ホラーチックな服を着ていたんですよ。本当にお好きなんでしょうね(笑)。
――ハリウッドで活躍するスタッフとの仕事で刺激を受けた部分はありますか?
撮影方法や環境が、日本の現場とは全然違いました。まず、最初に懇親会みたいなものがあったんです。立食パーティーみたいな感じで、その時に初めてダーレンさんと会って。こう
いうふうに撮っていきましょうという話し合いをする会を設けてくださったんです。撮影現場では、カメラテストの前にダーレンさん、監督、撮影監督、キャストだけで芝居を合わせる時間があって、とても新鮮でした。
ダーレンさんはどんどんアイデアが出てくるみたいで、急に「部屋を血だらけにしてくれ!」って言ったりして、それが映像になるとやっぱりすごいんですよ。今回は、私たちAKB48メンバーも秋元(康)さんも、全部ダーレンさんに委ねようと。彼の世界観に、どれだけ飛び込んで行けるか挑戦だという思いが強かったです。だから、今までとは違うAKB48が見られると思いますよ。
――制服を着た感想は?
私、ことしで25歳なんです。なのに、まだ高校生役やるんだって思いましたけど(笑)、ダーレンさんから見たら、子供に見えるらしいんです。だから、どんどん派手にしてほしいと。日本のドラマでは先生役もやっていたんですけどね(笑)。海外の人から見たら子供っぽく見えるみたい。それにもっと、セクシーな感じにしてほしいというリクエストがありました。
――着こなしのポイントは?
普通の制服とはちょっと違っておしゃれなんです。私だけ靴もヒールタイプで、ソックスもニーハイ。結構崩して着ています。だから、受け入れやすかったですね。ドラマの中では他の生徒がマネしたくなるような格好という設定なので、作品を見た高校生が「私もヒール履いてみようかな」って思ってくれたらうれしい。もちろん、校則に違反しない程度に(笑)。
――作品のテーマである「再生医療」についてはどう思いますか
興味はあります。でも、今回の作品を通して、どんなことも無理をすると、いい部分と悪い部分が出てくるんだなと感じました。本人の意思とか倫理観など、作品の中でも手放しに推奨はできないような話が出てきます。いろいろなことがクリアになって、少しでもポジティブな方向に持っていけるような技術や医療だったらいいなと思います。
――今回の作品は「Hulu」でネット配信されますけど、普段配信番組を観る機会は?
実は、ちょうどHuluに入ろうとしていたんです(笑)。 映画やドラマなど、いろいろな作品が見られるので、絶対ハマって家から出られなくなりそう(笑)。
――7月23日(土)からの配信ということで、ことしの夏にチャレンジしたいことは?
実は、私は夏が大好きなんです! こう見えてアウトドア派なんですよ(笑)。ここ数年、夏を楽しまないともったいないなと思うようになって。去年はメンバーと一緒に船に乗って花火を見ました。バーベキューやプールも楽しかったなぁ。だから、ことしも“夏のイベント”は、全部制覇しようと思っています。できれば、プライベートで海に行きたい!
――忙しい毎日を送る中での“柏木流”息抜き法は?
ご飯を食べることですね。AKB48のメンバーや仲のいい友達と、お喋りしながらおいしいものを食べている時間は、すごく楽しい。母と一緒に30分散歩した後、ご飯を食べて。また、30分歩いて、っていうこともよくありますよ。
――最近ハマっている食べ物は?
この前、由依と焼き鳥を食べに行ったんですよ。しかも、カウンターで。おすし屋さんもそうですけど、カウンターで食べるって緊張するじゃないですか? でも、勇気を出して由依と一緒に「おまかせコース」を楽しみました。「もういいっていうところで止めてください」ってお店の人に言われて、緊張しながら焼き鳥を食べたんです。値段が分からなかったからドキドキしながら食べたんですけど、どれもおいしくて。2人で結構な本数を食べましたね。でも、意外と安かったんですよ。ちょっと“大人の体験”をしました(笑)。あ、そうだ。その時に、なぜか銀杏にハマったんです。塩で食べたんですけど、めちゃくちゃおいしかった。最近は苦手だった天ぷらも食べられるようになったんです。昔は、肉やパスタが好きだったんですけど、和食もいいなと思えるようになってきました。
――では、これからドラマを見る人にメッセージをお願いします。
今回は、初めてハリウッドのダーレンさんと組んで、今までのAKB48にはなかった世界観の作品が出来上がりました。ホラー系が苦手な方も結構多いと思うんですけど、ホラーというジャンルだけではくくれない面白さと深さがあります。ぜひ、ホラー嫌いを忘れて見てほしい! きっと何か感じるものがあると思います。
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