ことし9月で退団することを発表した、宝塚歌劇月組トップスター・龍真咲。現在、サヨナラ公演となる「NOBUNAGA<信長>-下天の夢-」「Forever LOVE!!」に出演中の龍だが、WOWOWでは彼女の退団する9月に、昨年4月~7月に行われた月組公演「1789-バスティーユの恋人たち-」を放送することが決定した。
この作品は今春、帝国劇場で東宝版も上演された話題作で、'12年にフランス・パリで初演された新しいミュージカル。フランス革命に翻弄(ほんろう)される若者たちの愛と青春を、現代の音楽に乗せて描いた新感覚のフレンチ・ロック・ミュージカルだ。初演後、フランス語圏を中心に上演されて大ヒットし、初演から3年たった'15年に、宝塚歌劇団が小池修一郎の潤色・演出で日本初上演し、龍率いる月組での初演となった。
端正な顔立ちに輝くオーラをまとい、新しいトップスター像を作り上げてきた龍が、革命に身を投じる青年ロナンを演じる。
龍は「形のないものを生み出すということは、新たな自分への挑戦。私が演じるロナンは、地に足を着けて、土を感じる、匂いのするような役」とコメントを寄せた。
さらに、演出の小池は「龍真咲というトップスターを中心とする構成でアレンジした」と語る、まさに龍のために作られたステージ。音楽、衣装、メークにもこだわった龍率いる月組の熱いステージを目に記憶に焼き付けよう。
【ストーリー】官憲に殺された父の敵を討つためパリに向かったロナン(龍真咲)は、革命家の牙城パレ・ロワイヤルで若き革命家たちと出会う。
一方、ベルサイユ宮殿で華美に暮らす王妃マリー・アントワネット(愛希れいか)は、恋人との密会のため極秘でパレ・ロワイヤルを訪れていた。ロナンは、王妃のお供・オランプと恋に落ちるが、2人は対立する立場にあった。
やがて革命家たちの理想の炎は勢いを増し、「バスティーユ牢獄」襲撃にロナンも参加する。
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