森恵が歌に込める思いを告白「お客さんのために歌う」

2016/07/19 22:00 配信

バラエティー

森恵は歌を披露する際、「お客さんのために歌うという気持ちが強い」と告白

テレビ東京系で7月27日(水)に、堺正章柳原可奈子繁田美貴アナがMCを務める「THEカラオケ★バトル 歌の異種格闘技戦11」(夜6:55-9:00)が放送される。オペラ歌手や芸人など、あらゆるジャンルで活躍する“歌うま”たちが集結し、ハイレベルな戦いを繰り広げる。

そして今回、出場者として秦基博の「鱗」で勝負に挑むシンガーソングライター・森恵に、独占インタビューを敢行。歌を歌う際の気持ちや、番組の見どころなどについて聞いた。

――お薦めのアーティストはいらっしゃいますか?

私自身、ギターを弾いてライブをしているので、そういう意味で会ってみたい人が居ます。ボニー・レイットさんという方なんですが、女性らしさもありながら、常に格好いい姿を見せてくれているんです。ギターを弾いて、エレキもアコギも自分のスタイルを持ってやられているので、将来自分も歌を歌ってギターも弾いて、こういうふうに年を重ねていけたらいいなと思っています。

歌だけに特化して考えると、最近はずっとアデルを聴いています。年下なんですけど、あの貫禄にいつも驚いています。アデルは感性が豊かというか、発信する力もすごいんですけど、きっといろんな情報をキャッチする力がすごくて、若いけどいろんなことを吸収しているんだろうなと思います。

「年齢を重ねないとできないのでは…」という歌声だったり表現をする力を持っていて、歌も格好いいですし、女性らしさの詰まった切なさもうまく表現しているので、私もそういった表現の仕方を取り入れられたらいいなと思っています。

――今回の番組のような“得点が出るバトル”とご自身のライブで歌う際、気持ちの変化はありますか?

ライブだと会場のお客さんをどれだけ楽しませるかということと、どれだけ一体になれるか、同じテンションで同じ時間を共有できるかを考えています。

「楽しんでるかな?」という気持ちでお客さんを見ながら歌って、泣いているお客さんとかを見ると、もらい泣きしそうになったりと、お客さんと気持ちを同化させるように心掛けています。その中で、歌声の変化だったりを“ライブ感”という意味で楽しんでもらおうという考え方ですね。

テレビを見ている人に楽しんでもらうという意味ではライブと変わらないんですけど、点数を出すための歌い方をしないといけないという意識の切り替えが難しいです。歌はストリートから始めているので、お客さんのために歌うという気持ちが強いんです。

なので、そこをどうカラオケに気持ちを向けていくかというところで、いつも葛藤しています。点数を出すために、練習通りに練習を思い出しながら歌わないといけないということが、ライブで歌う時の気持ちとの大きな違いですね。

――最後に番組の見どころをお聞かせください

アマチュアの方もプロの方も出られている番組ではあるんですけど、カラオケでどれだけの高い点数を出すかということにチャレンジしつつも、アーティスト性や個性をどういう割合で出していくかという戦いです。それをゼロにするとまったく面白みのない歌になってしまうので、みんなそこを分かっていながらも高得点を出したいという気持ちを胸に抱えながら歌っていて…。

だからこそ、その人の頑張っている姿を見てその人がどういう活動をしてきたかを知りたくなる番組だと思うので、そういうところがこの番組の魅力だと思いますし、私もそういうふうに見てもらえたらうれしいです!