松田龍平「幻のサル発見まで」スタッフにムチャブリ

2016/07/25 19:26 配信

芸能一般

「NHKスペシャル『大アマゾン 最後の秘境』」シリーズでナレーションを務める松田龍平

7月31日(日)夜9時から放送される「NHKスペシャル『大アマゾン 最後の秘境 第4集 最後のイゾラド 森の果て 未知の人々』」(NHK総合)の試写会が行われ、ナレーターを務める松田龍平が出席した。

同シリーズでは、南米・アマゾンの奥地にカメラを向け、そこに暮らす人々や生息する動物たちの知られざる姿を映し出してきた。第1集ではアマゾン川を遡上(そじょう)する魚たちの姿を捉え、第2集では一獲千金を夢見る金鉱掘り“ガリンペイロ”の生活に迫り、第3集では密林の奥に住むという幻の巨大ザルを追った。

最終回となる第4集では、現地の人々を恐れさせる未開の部族に接触を試みる。アマゾン源流域に暮らす彼らは、現地の人々から“隔絶された人々”という意味の「イゾラド」という名で呼ばれている。

近年、そんなイゾラドの目撃情報が相次いでおり、近くの集落に暮らす人々が襲われ、死者が出たことも。取材班は、テレビ局として初めてイゾラドを監視する複数の最前線基地に滞在して取材を敢行した。

試写会後の会見に登壇した松田は、現地に飛んだスタッフが先住民に連れられ、イゾラドと直接対面した場面を振り返り「全く文明に触れていない人を、ここまで近くで見ることができたことが驚きでした」と感想を語った。

撮影にはイゾラドを刺激しないように小型のデジタルカメラが使用され、近づくイゾラドの家族がアップで映し出された緊迫の映像が映し出されていた。

また、松田はシリーズを通してナレーションを担当した手応えについて「初回はやり方が分からず力が入ってしまいましたが、回を追うごとに『今度はこうしてみよう』と変えていきました。自分は現地に行っていませんが、感情移入して寄り添いながらナレーションをすることに次第に楽しさを感じました」と明かす。

さらに、シリーズ全4回の中で、続きの気になる作品を聞かれた松田は「今度は、(第3集の)幻のサルが見つかるまで探していただきたい。きっといると思うんですよね」とスタッフにムチャブリ。

しかし、同じく全4回の中で自身が参加したいロケを聞かれると「先ほど、あんなことを言ったのに申し訳ないですが、どれも行きたくないです(笑)。『本当に撮影大変だろうな』と毎回思っていて…」と恐縮しながらスタッフの奮闘をたたえ、会場を沸かせた。

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