妻夫木聡“親子になれた”感動シーンを明かす!

2016/07/26 22:42 配信

ドラマ

会見に登壇した妻夫木聡、豊嶋花、角田光代(左から)(C)NHK

8月2日(火)夜7時30分から放送される夏休みドラマ「キッドナップ・ツアー」(NHK総合)の試写会が行われ、出演する妻夫木聡豊嶋花が出席した。

同作は角田光代の同名小説が原作で、離れて暮らす父と娘のひと夏の旅を描く。夏休み初日、小学5年生のハル(豊嶋)の前に別居中の父・タカシ(妻夫木)が現れ、ハルを“ユウカイ”すると告げる。

金のないタカシに連れられ貧乏旅行に付き合うハルだが、その中でタカシの知らなかった一面に触れる。妻夫木は親子を軸に描いた作品に主演するのは本作が初めて。

試写会後の会見に登壇した妻夫木は、印象的だったシーンを聞かれると「(駅の)ホームのシーン」と回答。二人の旅が終わるころ、別れを嫌がって心にもない言葉を吐いたハルに、普段はおちゃらけたタカシが、娘を思ってある言葉を投げ掛けるシーンだ。

妻夫木は「何度か撮ったのですが、正直自分でも泣いてしまいました。そのせりふを言った後、ハルと並んで立ったまま泣いているのを、監督がバックショットで撮ってくれて、映像で見た瞬間『本当に親子になれたな』と思いました」と振り返った。

“本当の親子”を感じたのは豊嶋も同じのようで「撮影が本当に楽しくて、来年の夏もタカシに誘拐に来てほしいです」とのラブコールに、妻夫木は目を細めていた。

木南晴夏夏帆新井浩文ムロツヨシ満島ひかり八千草薫ら、共演陣も実力派が顔をそろえたが、共演者とのエピソードを聞かれた妻夫木は「満島さんが僕の元恋人役で出演されているのですが、きょうだい役が多かったので初めて“元恋人”という役で、こんなまなざしで見てくれるんだというのが印象的でした。僕はそのシーン寝ているので、撮影した映像でしか見られなかったのですが…」と語っていた。