AKB48の渡辺麻友とHKT48の宮脇咲良がW主演を務めるドラマ「CROW'S BLOOD」が、Huluにて好評配信中だ。
本作はAKB48の総合プロデューサーで、脚本家としても数々のヒット作を手掛ける秋元康と、ハリウッド映画「ソウ」シリーズの監督、ダーレン・リン・バウズマンが製作総指揮として初タッグを組み制作したホラーサスペンス。
W主演の渡辺、宮脇の他、同じ高校に通う生徒役としてAKB48の豪華メンバーが脇を固めている。Smartザテレビジョンでは、彼女たちにリレーインタビューを実施。
“アンカー”となる今回は、クールで大人びた淀川圭子を演じるAKB48・加藤玲奈にインタビューを行い、作品の見どころや撮影中のエピソードなどを語ってもらった。
──かなりハードな内容ですが、初めて台本を読んだ時の感想は?
ホラーだということは聞いていましたが、ここまで過激なストーリーだとは思っていなかったので、衝撃的でした。
でも実は、ダーレンさんの「ソウ」は、何回も見ている大好きなシリーズなんです。なので今回のドラマでも「ソウ」と重なる部分を見つけて、「やっぱりこういうのが好きなんだ」と分かるのがうれしくもありました。ダーレンさんの作品の魅力は、“リアリティーのあるグロさ”だと思います。私、例えば首が取れちゃうとか、そういうシーンが好きなんです(笑)。だからいくらグロテスクでも「ダーレンさんの世界に入ってる!」っていう喜びの方が強かったと思います。
──実際にダーレン氏の演出を受けてみて、いかがでしたか?
まず言語が違うので、初めは不安もありました。でもだんだん、通訳の方を挟んだ演技指導でも、「こういうことを求められているんだな」っていうのが何となく分かってきて、いつの間にか仲良くなっていました。「一緒に写真撮ろうよ!」みたいな(笑)。ダーレンさんは面白いし、フレンドリーな方でしたよ。
──では他のAKBメンバーの方とも、和気あいあいと過ごされましたか?
そうですね。撮影期間はとても楽しく過ごしていました。仲のいいメンバーが多かったので、休憩時間にはたくさんお喋りしましたし。居心地のいい現場でした。
でもやっぱり、役に入ると雰囲気はそれぞれ普段と違いますね。特に真希(宮脇)はミステリアスな役なので、いつもは“ほわん”としている咲良ちゃんのスイッチが入るというか、「変わったな」と感じることはありました。自分自身もメークをして、髪形を変えて、衣装を着て…って準備をしていくと、スイッチが入ります。
──今回のテーマは「再生医療」と、重たいものでしたね。
そうですよね。台本を読みながら、いろいろと考えちゃいました。「再生医療」は必ず成功するわけじゃないので、やっぱり怖いかな。私はやらない!(笑)
──この夏の目標はありますか?
(AKB48の選抜)総選挙もあってたくさんの人にAKBを見てもらえた時期なので、自分を少しでも多くの人に知ってもらえたらいいなと思います。
──以前、「演技のできるモデルさんになりたい」と話されていましたが。
はい。桐谷美玲さんのような、モデルさんから女優さんになられた方に憧れがあります。かわいくて、演技もできて、すごいなって。だから個人的な夏の目標としては、いろんなことにチャレンジしてみたいですね。演技の面では、いろんな監督さんにお会いしたいです。これまで出させていただいた作品でも、それぞれ厳しい方も優しい方もいらっしゃって、全然違うんだなって感じることが多かったので。
あと、これはずっと言っているんですが、学園ドラマのいじめっ子役をやってみたいです。徹底的に悪役をやってみたい。日常では経験しない、全く違う自分になってみたいんだと思います。でも、「似合いそう」って言われちゃったらどうしよう(笑)。
──では最後に、あらためて今回の作品の見どころを教えてください。
見どころはあり過ぎて…。でも強いて言うなら、やっぱり首が飛ぶシーンですかね(笑)。私もまだ完成したものを見ていないので、どうなっているのか全く分からないんですが、楽しみです。
私の役はそれほど重要人物というわけではないのですが、ちょこちょこ出てきて、グループの自然な空気感を作っています。ダーレンさんからは、「友達グループの中にはいるけど、他人にあまり興味がないキャラクターだよ」と言われて。すぐに髪をいじるとか、そういうちょっとした仕草に気を付けて演じました。
普段の会話とは違う、役としてのアドリブの会話を交えたりもしているので、そのあたりをぜひ注目して見てもらえたらなと思います!
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