キアヌ・リーブス「生きる力を描いた物語」

2016/07/28 21:40 配信

映画

映画「エクスポーズ 暗闇の迷宮」で主演を務めるキアヌ・リーブス(C)2015 DAUGHTER OF GOD, LLC

映画「エクスポーズ 暗闇の迷宮」が東京・新宿シネマカリテで公開中。キアヌ・リーブス演じるニューヨーク市警の刑事スコッティが、相棒ジョーイを殺され犯人を追う。難航を極める捜査の唯一の手掛かりは、ジョーイが撮った写真に写る謎の美女だけだった。一人で捜査を進めようとするスコッティは、危険な闇に迷い込む。やっとたどりついた暗闇の先に衝撃の真実が待つ、先の読めない本格クライム・スリラーだ。

主演を務めるキアヌがインタビューに応じ、作品への思いや共演したアナ・デ・アルマスについてなど、さまざまなことを語った。

──この作品を製作、出演することになった経緯を教えてください。

脚本を読んで、本当に心を動かされたんだ。製作に入ったのは、自分が関わることで資金調達の面で手伝える部分があるのではないか、この作品が作られることに貢献できればと感じたから。

アナ・デ・アルマス演じる女性は、夫を戦地で亡くし、心に大きな痛み、傷を抱えていて、私が演じた刑事スコッティもまた妻を亡くし、その彼女を悼んでいる。傷を抱えている全く違う世界にいる二人が、最終的に一つの物語に絡んでくるところに心動かされるものがあったんだよ。

──「ノック・ノック」に続いて2度目の共演となったアナ・デ・アルマスの印象は?

本当にすてきな女性で、女優としても傑出している。感情面での深み、そしてイノセンスを表現することに長けている、センスがいい役者だと思う。

──オスカー女優のミラ・ソルヴィノと共演した印象は?

ミラというと、ウディ・アレン監督作品での記憶が鮮烈に残っているけど、実際に彼女に会えたことは、僕にとって光栄なことだった。共演シーンは互いにもろさを出さなければいけなかったけど、大胆で勇気を持った演技を見せてくれた。

──「ジョン・ウィック」「砂上の法廷」「ノック・ノック」、そして本作とジャンルの異なる映画への主演が続いています。意図的にバラエティーに富んだ作品を選んでいますか?

そうだと思う。意識して違うタイプの役を演じているかもしれないね。「ジョン・ウィック」は本当に作っていて楽しい映画だったけど、その後の「砂上の法廷」はいわゆる法廷ドラマだったし、僕にとってはコメディーの(笑)「ノック・ノック」をイーライ・ロス監督とともに作ったりね。

違うジャンル、役柄、タイプの作品に確かに出ているし、ここのところコメディーを増やしたいなと思っている。際立った個性を持つキャラクターにユーモアなどをミックスしていく、そんな役が増えているのかもしれない。

──来日した際の思い出、印象に残っている出来事など教えてください。

「ジョン・ウィック」のプロモーションで来日したのが直近だけど、TVシリーズの「Rain(原題)」のロケハンで長い期間滞在して、時間を過ごせたのは最高だったよ。

監督や脚本家たちといろいろ話しながら東京の街を歩いて、建築に触れることで、東京という世界観を感じ、より日本を知ることができたのは素晴らしい体験だった。

皇居、渋谷、六本木、表参道などを歩いていると、どういうところから東京が生まれて、今のモダンな東京になったのか、まるで自分が歴史を歩いているような、そんな感覚に襲われたんだよね。

──今後の予定を教えてください。

ニコラス・ウィンディング・レフン監督の「The Neon Demon(原題)」、アナ・リリー・アマポアー監督の「The Bad Batch(原題)」が待機作で、近未来SF「Replicas(原題)」の撮影が8月にスタートするね。

──最後に作品の見どころをお願いします。

物語かな。アナ・デ・アルマス演じる女性に何が起きたのかが最後に明かされる。それは非常に暴力的なことでもあるけど、人はどんなことがあっても生きていける。この作品は人の生きる力を描いた物語なのかもね。