中村蒼「せいせいするほど、愛してる」で恋のライバル役「これから本格的にアプローチしていきます」

2016/08/02 07:01 配信

ドラマ

ティファニーの広報部で働く主人公・栗原未亜(武井咲)と副社長・三好海里(滝沢秀明)の禁断の恋を描いた「せいせいするほど、愛してる」(TBS系夜10.00)が好評放送中。

7月26日放送の第3話では、海里への思いを募らせる未亜が「私を、愛人にしてください」と告白。だが、海里は未亜を受け入れない。追い打ちをかけるよう、未亜は海里に優香という娘がいるような話しを聞きショックを受ける。そんな中、未亜は海里と2人きりで出張に行く、というストーリーだった。

放送後のSNSでは、ドラマの関連ワードがホットワード上位にランクインするなど話題を集めている本作で、未亜に好意を寄せるジミー チュウの広報・宮沢綾役の中村蒼が撮影の舞台裏を語った。

ドラマ「せいせいするほど、愛してる」(TBS系)に出演中の中村蒼が撮影秘話を語る撮影=諸永恒夫


――まずは、放送が始まってからの反響はいかがですか?

直接の反響は…、誰一人連絡をくれなかったです(笑)。この作品に限らず、僕がどんな作品に出ようと、家族や周りの人はびっくりするくらい反応を示さないんですよね(笑)。でも、ドラマ自体も宮沢についても、(SNSでは)みんなが反応してくれてうれしかったです。宮沢はまだ序盤はそんなに多くしゃべっていなくて、4話から未亜と海里と宮沢の三角関係も大きく動き出すので、これからどんな反応があるのか…。

――宮沢は関西弁なんですよね。中村さんは福岡出身ですが、方言は大変ですか?

現場で練習する他に、撮影がない日にも方言指導の先生に会いに行って、何時間か一緒に練習してもらってます。撮影の1カ月くらい前から練習を始めたんですが、めちゃくちゃ大変です。福岡とは全然違いますし、こんなに関西生まれだったら良かったと思ったことはありません(笑)。言葉だけでなく、自然に出る間合いとか相手の懐に上手に入っていく部分は、関西で育たないと持てないものだと思うんです。宮沢が持つそういう“関西スピリッツ”を作り上げていくことが難しいですね。

宮沢は未亜の頼み事をきく代わりにデートに誘う(C)TBS


――大変苦労されているんですね。ちなみに、宮沢とご自身、似ているところはありますか?

一切ないです(笑)。台本を読めば読むほど自分と正反対ですね。だからこそやりがいはあるんですけど。宮沢は積極的ですし、すごくいろんな人を観察していて、気配りもすごい。自分とは違いますね。

――宮沢は一見軽い男ですが、きめるところはきめますよね。徐々に、未亜にも宮沢の言葉が響いてくるかもしれないですね。

宮沢は真っすぐに思いを伝える性格で、真面目なせりふを冗談ぽく言える。登場人物の中では、宮沢が一番障害のない恋愛をしようとしている人間だから、「俺のそばにいてください」っていう言葉も何の曇りもなく言えるんですよね。滝沢さん演じる海里は、(未亜が)禁断の恋(の相手)なので言いたくても言えない。その分、僕がズバズバといろんなことを言えるので、対比になりますよね。

――滝沢さんは初共演なんですよね。

僕がこの仕事をやる前から最前線を走っていた方なので、めちゃくちゃ不思議な気持ちです。みんなが知っている方だし、僕の母親も好きでしたからね。その割には母親から何の反応もなかったですけど(笑)。まだ一緒に絡むシーンがあまりないのでそんなに話せていないんですが、これからが楽しみです。

――では、武井さんとは?

ドラマ「息もできない夏」('12年フジ系)以来4年ぶりの共演です。当時は僕も武井さんも若かったので、今回、改めて「初めまして」みたいな感じです。大人の女性になられていて、役に対するこだわりがある仕事人のような方。現場ではニコニコ笑っていて明るいんですけど、私はこうしたいという芝居への強い意思があるように感じて、さすがだなと思っています。

部屋着の2人の訳とは!?(C)TBS


――他に撮影中の印象的なエピソードはありますか?

宮沢が未亜を車で送るシーンがあるんですけど、僕、ほぼペーパードライバーなんです。隣には大切な大切な武井さんが乗っていて、ペーパードライバーとしてはすごく最悪な状況…(笑)。建物の前に車を停めるだけのわずかな距離なんですが、すごく緊張して、案の定、一番最初の運転はめちゃくちゃ遅かった(笑)。

――最後に、8月2日(火)放送の第4話の見どころを教えてください。

宮沢が未亜とお祭りデートに行くシーンがあるんですが、それはブランドの「ケイタマルヤマ」さんが実際に開催していた夏祭りイベントをお借りして撮影していたんです。僕たちもみんな浴衣を着ているので、撮影は華やかな感じで楽しかった。その映像を楽しみにしていただけたら。

そして、4話ぐらいから宮沢が未亜に本格的にアプローチしていくので、海里を含めた三角関係が複雑になり、未亜の揺れる心も大きくなる。「私だったら海里と宮沢のどっちがいいかな」という感覚で見てもらえたらいいですね。

これから宮沢がしゃべる機会も多くなるので、「関西人じゃないのに関西弁頑張っているな」という温かい目で見てもらえたらうれしいです。

宮沢は未亜を後ろから抱きしめ、射的をレクチャー(C)TBS


Profile=なかむら・あおい●'91年3月4日福岡県生まれ。10月22日公開予定の映画「バースデーカード」に出演。主演舞台、ONEOR8新作公演「さようならば、いざ」が11月11日(金)の北海道公演を皮切りに、東京(11月16日~23日)、山形(11月26日)で公演予定

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