総選挙第一党のAKB48がファンをお・も・て・な・し!

2016/08/09 00:41 配信

芸能一般

渡辺麻友が客席のファンと記念写真!?(C)AKS

8月7日、「第8回AKB48選抜総選挙」で最多議席を獲得したAKB48が、さいたまスーパーアリーナにて「AKB48 シングル選抜総選挙第一党感謝祭2016~1,039,172票の愛にありがとう!~」と題した感謝祭を行った。会場には、ランクインメンバーだけでなく、惜しくも圏外だったメンバーも登場し、ファンに感謝を述べた。

まず、AKB48の中で最多得票数の渡辺麻友が一人ステージに上がり、感謝の思いをしたためた手紙を読み上げ、「今私たちの心にあるのは感謝の気持ちしかありません。きょうは私たちからの愛を受け取ってくれますかー?」という掛け声で感謝祭がスタート。

渡辺が今回の総選挙にランクインしたメンバーをステージに呼び込むと、ファンからどんなに多くの愛情をもらったのかを実感すべく、AKB48の合計得票数である103万9172票(は、あまりにも膨大な数なので、その10分の一の)の紙吹雪を、メンバーの頭上に降り注ぐ演出も。一瞬メンバーの姿が消えるほどの量に、メンバーからは「痛っ!」などの声が漏れるが、あらためてたくさんの愛情をもらったと実感したようだ。

今回AKB48史上初の自分が推しているメンバーのファンごとに客席を仕切る「推しメン席」を用意。これには小嶋陽菜も「面白い!」と太鼓判を押しつつ、「私はあと何回出られるか分からないので目に焼き付けてほしい…けど、私の推しメン席遠い~~!!」と語り、さらに西野未姫の「推しメン席」に座るファンをイジるなどし、会場は笑いに包まれた。

楽曲はチームごとにパフォーマンスを披露し、チーム8は「夢へのルート」「47の素敵な街へ」とメンバー全員から一言づつ感謝を述べた。

チーム4は「LOVE修行」「ロックだよ、人生は」、チームBは「呼び捨てファンタジー」「チームB推し」、チームKは「転がる石になれ」「バッチコイK!」、そしてチームAは「ラベンダーフィールド」「重力シンパシー」をそれぞれ披露。

昨年の総選挙で圏外となり、同日夜にファンに礼を述べた動画や、ことし4月にTBSで放送されたAKB48の少女たちの涙を描いたドキュメンタリーで話題を呼び、総選挙で第21位にランクインした込山榛香は「私にとって総選挙はすごく成長できる場なのでことし(のランクイン)はとてもうれしかったし、このままでいいなだなって思いました。でもやっぱり来年はファンの皆さんと選抜を目指して頑張りたいと思います! 応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。

一方、チームAの宮崎美穂にもドキュメンタリーの密着があり、「本当にプレッシャーで、『圏外だったら番組が成り立たないですよ』って言われてたんですよ。だから、死ぬ気で自分に投票しました。100(票)ぐらい…この総選挙に懸けてたので」と明かし、会場を笑わせた。

総選挙に2年ぶりに参加した入山杏奈は「参加することによって、ファンの方もそうだし、スタッフの方など本当に周りの方に支えられているな気付けました。ファンの方と一体になれるイベントで、AKB人生の中で一番思い出に残るような出来事だったし、本当に皆さんのおかげでこうしてここに立っていられるんだなって思います。ありがとうございます」と感謝した。

また、卒業発表している平田梨奈は「今後、自分の未来の事を考えて芸能活動の幅を広げて、大学に行くために勉強もして、芸能活動を続けても自分のファンの方は着いてきてくれるだろうな思っているので頑張りたいなと思っているので、皆さん応援よろしくお願いします」とコメントすると、推し席からは大きな拍手が上がった。

そして、今回は感謝祭ということで推しメンが近くまで来てファンの撮影がOKとアナウンスされると、会場は今までにないほどのどよめきが起きる。メンバー全員が客席エリアの各地に降り立ち、ファンのすぐ近くを歌唱しながら通り、一緒にカメラに映ったり、隣に座ったり、感謝祭という名目ならではの演出に、本当にうれしそうなファンの顔を見てほほ笑むメンバーや、感謝の思いからか涙するメンバーも。

6曲にわたり、ずっと近くで、自分の推しメンを含め、いろいろなメンバーもが行き交いながらのコミュニケーションに、ファンもメンバーも喜びにあふれた感謝祭となったようだ。

そんな中、メンバーを代表して横山由依が感謝の手紙読み上げた。

【手紙全文】

AKB48ファンの皆さんへ

いつも、私たちへの応援、本当にありがとうございます。選抜総選挙が開催されるたびに、私たちの夢はファンの皆さんに支えられているんだなと深く再確認します。

新潟での総選挙の日、鳥のふんで汚れている席を見つけたファンの方が、みんなに気持ち良くライブを見てほしいからと自分の席だけでなく、その一帯の席を拭いてくださったという話を聞きました。AKB48は『こんなにも素晴らしいファンの方に支えられているんだな』とあらためて感じました。本当に皆さんの存在を誇りに思います。

迷ったり、悩んだり、失敗しちゃったりすることもありますが、愛を持って応援して下さる、全てのファンの皆さんに感謝の気持ちを持ちながら、これからもステージで輝き続けられるようにみんなで力を合わせて頑張ります。これからも、AKB48の応援をよろしくお願いします。

AKB48グループ総監督 横山由依

そして、幕開けと同じく渡辺が「皆さんの愛に感謝しています! 本当にありがとうございます!」とお礼を言い本編は幕を閉じる。

アンコール明け、8月31日(水)発売の「LOVE TRIP」をAKB48メンバーだけで歌い終えたMCでは、横山が「すっごい大きなアンコールが聞こえました! ありがとうございます。アンコールをいただいている舞台裏でも、メンバーがファンの皆さんが本当に優しかった、と感動していました。自分の推し席ではないところを通っても歓迎してくれたりと、きょうはAKB48を大好きな方という感じで、本当に優しくしていただいて、ありがとうございます。気持ちがものすごく伝わってきたので、アンコール中にみんなと話し合って決めたことがあります。きょうの公演終わり、“お見送り”をさせていただきます!」と伝えると、本日2度目の大歓声が会場に響き渡った。

最後に横山が「こんなにすてきな状況がこれからも続くように私たちも精いっぱい頑張っていきます。どうぞ皆さんもこれからも私たちの応援よろしくお願いします!」と語り掛け、感謝祭は無事、終演となった。

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