フジテレビ系で放送中のドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(毎週火曜夜10:00-10:54)。新人刑事・比奈子(波瑠)や先輩・東海林(横山裕)が猟奇殺人事件に迫る本作で、新人鑑識官・月岡真紀を佐藤玲が演じている。
今回はそんな佐藤にインタビュー。演技や役作り、撮影の様子などについて語ってもらった。
――第6話まで撮影が進みましたが(インタビュー時)、振り返ってみていかがですか?
レギュラーでドラマに出させていただくのは初めてで。他のキャストの名前を聞いた時から緊張しっぱなしで、最近ようやく普通にお話できるようになってきました。
――共演者の方々とはどんな話をしているんですか?
ゆっくりお話しする時間はあまりないんですけど、先日の私の誕生日には波瑠さんと横山さんからプレゼントをいただきました。
――現場で一緒になる時間が長いのは、やっぱり同じ鑑識官役の斉藤慎二さん?
そうですね。出番までの待ち時間も基本的に一緒ですし、ゆっくり話すことは多いです。斉藤さんもレギュラーでドラマに出るのは初めてだとおっしゃっていたので、お互いに「これ、どうしたらいいんだろうね?」って言ったりしています(笑)。
――“百瀬(朔)くんと戦々恐々としています”とブログに書いていたりもしましたが。
百瀬君は2歳下なんですけど、すごくしっかりしていて。小さな頃からずっとお仕事をしていたので度胸があるんですけど、でもやっぱり緊張していたと後から聞きました(笑)。
――現場は和気あいあいとしてるようですね。
みんなマイペースというか、すごく自然体で過ごしている感じがします。本当にみんな仲が良いと思います。
――鑑識官というご自身の役柄についてはいかがですか?
ずっと学生役などをやってきたので、やっと自分の年齢に近い役をやることができるという感じです。元々サスペンスやミステリーが好きで、刑事ドラマはよく見ていたんですけど、鑑識官役を最初に演じるとは思っていなかったので、鑑識官の制服を着ている自分を放送で見て「大丈夫かな?」って思ったりします(笑)。
――サスペンスやミステリーがお好きだということですが、好きな作品や参考にしようと思った作品はありますか?
本がメインなんですけど、乃南アサさんや宮部みゆきさんの作品を結構読んでいたので、そういう作品からイメージをしつつ、現場で周りの人にいろいろと教えていただいています。
――演じる上で気を付けている点はありますか?
“新人の鑑識官”ということだったので、まだ少し幼く見えてもいいのかなというところと、これから徐々に鑑識官としてしっかり仕事をしている姿が見えるように、と思っています。
――猟奇的な事件現場の中で演技することには慣れましたか?
遺体の状況を説明したりすることがあるので、“撮影現場”として入ったときの気持ち悪いと思う感覚をキープしながら、“犯行現場”の情報を的確に説明するということを鑑識官として務めなきゃいけないと思ったので、「感情と情報を分けて考えられるように気を付けないとな」と思っています。
――監督から役について説明を受けたりはしましたか?
比奈子と対になるような存在というふうに聞いていました。どちらかというと感情の起伏の大きい女の子で、あとは新人鑑識官として少しずつ成長していく姿を演じてほしいということでした。普段は明るく素直な表現をする子で、仕事に打ち込んでいくに連れて、だんだん真剣な面が見えてきたらと思って演じています。
――ご自身がオンとオフを切り替えるときにしていることはありますか?
衣替えというか、洋服の整理整頓をするのが好きで、“あっちに掛けていたワンピースをこっちに掛ける”くらいのことなんですけど。整理をすると気分がすっきりするような気がします。
――この夏にやりたいことはありますか?
機会がなさそうですけど、浴衣を着たいです。去年から友達と浴衣を着て(神奈川・)鎌倉とかに遊びに行こうと言っていて、できたらいいなって思います。鎌倉はすごく好きで、よくお寺巡りとか、散歩したりしています。
――最後に視聴者にメッセージをお願いします。
“境界線を描く”ということをメインに監督が作っているので、新人の鑑識官が自身の“境界線”をどのように変化させていくかというところを見ていただけたらと思います。
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