猟奇犯罪ミステリー「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(フジ系)で新米刑事・清水良信を演じている百瀬朔。キリリとした印象的な“目力”を武器に、今回、初の刑事役に挑戦している。その素顔を直撃!
「内容がハードで、台本は一気には読めないですね。捜査会議の資料などもキチンと作られていて、実際の事件に接しているようなリアルな気持ちになってしまいます。暗い話の本を読むことや映画を見ることは嫌いじゃないんですが、やっぱり実際に演じると気持ちにズシンとくるものがありますよ」
――清水が所属する捜査第一課は、波瑠演じる藤堂や横山裕演じる東海林などクセ者ぞろい。そんな中で、清水はただ1人関西弁という強烈なキャラクターで事件に向き合っていく。
「清水はビックリするほどベタな関西弁を話すんですよ。僕も兵庫県出身なので関西弁ですが、さすがにここまでではない(笑)。ただそんな中に、清水の個性があるんじゃないかな?と思ったりします。一番若手なうえ、刑事たるもの、人になめられるわけにはいかない。彼なりの虚勢ではないかと思います」
――そのようなキャラクター設定は、台本を読んでイメージをふくらませつつ、現場に入って決めていくそう。
「こうだろうなと思って現場に行ってみなさんと合わせたらちょっと違うな~ってことも多々あって。なので、その場のノリや自分の立ち位置を見て決めていっています。ドラマって生モノで、色々変わっていくことが多い現場だと思うので、そういう柔軟さを持ってやっていきたいです」
――「仮面ライダー鎧武」('13~'14年テレビ朝日系)のペコ役で注目を集め、着実に俳優としての道を歩んでいる百瀬。この4月からは、ラジオ番組でDJにも挑戦中だ。
「以前よりも音楽を聴くようになりましたね。ライブにも行くようになりましたし。以前から嵐さんやback numberさんなどをよく聴いていたんですが、最近だとMY FIRST STORYさんが好きです。テンションが上がるというか、ドラマが結構重いので、音楽に助けられています。ちなみに音楽といえば、幼少期からバイオリンを習っていたんですが、いつかまた習いに行きたいな~と考えています。趣味程度なんで大したことはないですが、親にやらせてもらっていたことなので、いずれ活かせるといいですね」
――自身も現役大学生で、これまで学生役が多かったという百瀬。今後はどのような役に挑戦していきたい?
「元々、犯罪者の役とかやってみたいと思っていたんですよ。僕、結構性格が暗い部分もあって(笑)、人のドロドロしたところを表現してみたいというか…。実は今回のドラマで犯人役を演じている役者さんを少しうらやましく思ったりしましたね。ただ最近では、清水のような明るいキャラクターもいいかな…と。何かひとつのことにこだわるのではなく、いろんな役を演じていきたいです!!」
prpfile●ももせ・さく='94年7月8日生まれ、兵庫県出身。A型。「仮面ライダー鎧武」('13~'14年テレビ朝日系)などドラマ、映画、舞台で活躍。「ミュージック・ユニバーシティ」(FMヨコハマ)ではDJを務める
玉置晴子
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