長谷川朝晴「このチームならどんな大作でも撮れそう」

2016/08/14 07:01 配信

芸能一般

教師・小笠原孝治役の長谷川朝晴(左)にインタビュー(C)HJホールディングス

AKB48・渡辺麻友とHKT48・宮脇咲良がW主演を務めるHuluオリジナルドラマ「CROW'S BLOOD(クロウズブラッド)」が、Huluにて好評配信中だ。

本作は、AKB48の総合プロデューサーで、脚本家としても数々のヒット作を手掛ける秋元康とハリウッド映画「ソウ」シリーズの監督、ダーレン・リン・バウズマンが製作総指揮として初タッグを組み制作されたホラーサスペンス。

薫(渡辺)や真希(宮脇)らの担任で、陸上部の顧問も務める教師・小笠原孝治役の長谷川朝晴にインタビューを行い、見どころや撮影裏話などをたっぷりと語ってもらった。前編後編に分けて紹介。

長谷川朝晴入山杏奈さんは強烈な目が印象的でした」より続く】

――本作はダーレンさん×秋元さんという「日米トップクリエーター」の共演ですが、日本の連ドラとは違いますか?

ホント! 全く違いますね。Huluさんとしても力が入った作品だったからか、プロデューサーの方いわく「日本で最高の機材を集めた作品」だそうです。僕もこれまで20年くらいこの仕事をしてきましたが、初めて見る機材がたくさんあって、すごい規模だなとビックリしました。日本のスタッフの皆さんも非常に優秀な方ばかりですし、日米のトップクラスの人が集まって、このチームならどんな大作映画でも撮れるんじゃないかと思ったほどです。ハリウッド監督との撮影はどんな感じだろうかとドキドキしていましたが、日本のスタッフもとても優秀なんだなというのが一番印象的でした。本当に誇り高き日本スタッフですよ。

――この番組はHuluで配信中ですが、Huluはご覧になりますか? また、その他も含めて配信ドラマにご興味はございますか?

これまであまり活用していなかったですが、これから興味を持っていこうかなと思っている次第です(笑)。すいません! でも、うちの子供もテレビはリアルタイム視聴ではなく、いつも録画して「妖怪ウォッチ」(テレビ東京系)などを見ていて、最近めっきり生でテレビを見るということは少なくなってきたんですよ。そう考えると、いずれどこの家庭もそうなるのかなと思いました。テレビで見るより、お金を払ってHuluなどの配信で好きな時に見る時代が来るんだろうなと。生で見るのはニュースくらいですね。

――リリー・フランキーさんとの撮影はどうでしたか?

楽しい撮影でした。実際に本物の火葬場で撮影して、僕は裸でお棺に入ってガシャンと閉められるところまでやったんです。最初はすごく怖かったですよ! でも、リリーさんと一日ずっと撮影しているうち、全然怖くなくなりました。怪しげなキャラクターのリリーさんが、裸で寝ている僕をバンバン触るわけですよ。つんつんしたり、バンバンたたいたり。ビクって動くと「長谷川さんすいません、動かないでもらえますか」ってボソッと言ってくるんで、それは無理だろってなりました(笑)。

しかもどんどんリリーさんの触り方がソフトタッチになってきて、ソフトタッチはソフトタッチで無理だなと。でも、すごく楽しい撮影でした。あの方は、やっぱり面白いですよね。あれだけいろんな作品に出ていて、前も全く違う役でご一緒したんですけど、とにかくお上手というか、こういう言い方をされるとリリーさんもたぶん嫌でしょうけど、うまいんですよ。本当に楽しかったですね。リリーさんのすごいお芝居を近くで見られて良かったです。

――そんなシリアスなお話から、急にフランクになりますが…今ハマっていることって何かありますか?(笑)

えー!!(笑) また急にすごい角度からきましたね~。全然面白くないことを言ってしまいますが、ウオーキングにハマっています。ただただ都内を散歩しています。今日も自分の家から事務所まで歩いてきました。8kmくらいでしたが、1時間ちょっとかかりました。だぶん本気を出せば、山手線1周くらいは平気で歩けると思いますよ。

――それは健康目的で始められたんですか?

いえ、つまらない話なんですけど、僕昨年ようやく携帯をスマートフォンにしたんです。ずっと「スマートフォンなんか必要ない!」って思っていて、「みんな踊らされやがって! いらないのに持たされやがって!」って感じで否定派だったんですけどね(笑)。それでも世の中のことをもっといろいろと知らないといけないなと。みんなが当たり前のように使っているなら、自分も持たないと駄目かなと思って去年持ち始めたんですけど、何を隠そうスマートフォンで一番楽しかったのが歩数計だったんです。毎日自分の設定した目標を超えるのが楽しくなっちゃって。健康のためというより、毎日何となく1万歩を目標にしていて、仕事をしていても大体1日それくらい歩くんですよ。たまに今日は歩かなかったな、って日があると何となく1万歩を目指して歩くのが楽しくなっちゃって。時間が空いたらひたすら歩くというのが、今ハマっていることですね。

――歩いて現場に行かれることもあるんですね。

はい、ありますよ。現に今日もそうですし、だから今僕のワキもビシャ~っとしています(笑)。 これがたっぷり歩いた証ですかね。夏は汗だくで結構厳しいんですけど、歩くのはいいですよ!

――では、最後にこれから見られる方に見どころを教えてください。

AKB48のファンの方だったり、「ソウ」シリーズのファンだったり。こういうホラー作品が好きな方にはぜひ見ていただきたいです。僕の部分で言えば、そういう作品の中でもすごくおいしい役をいただきまして感謝しきりです。きっと他のハリウッド作品にも負けていない仕上がりになっていると思います。ちょっとグロテスクな部分もありますし、特殊な設定もあったりしますけど、そういうところも含めて、見どころがたくさんあると思います!