稲川淳二が、8月13日に東京・秋葉原で、怪談イベント「稲川淳二 第一回怪談ワールド・グランプリ」を開催した。
同イベントは、「怪談で世界をつなぐ」というコンセプトの下、世界各国を代表する5人が自国の怪談を披露し、最も心に響いた話をした話し手を大会審査委員長の稲川が優勝者として選定するというもの。
稲川の「オリンピックの年ということで、いろんな世界の人たちが集まって心をつなぐというのは良いことですよね」というあいさつでスタートしたイベントでは、イラン代表のインゴ氏、スウェーデン代表のカミラ氏、コートジボアール代表のベルナルド氏、ブラジル代表のシモネ氏に加え、アメリカ代表のバラク・オバマ氏としてお笑い芸人のノッチが登場。
それぞれが自慢の怪談を情緒たっぷりに披露し、会場に集まった観客の背筋を冷たくさせていた。優勝したのは、ベトナムのホテルで体験した恐怖のエピソードを語ったカミラ氏。
また、稲川が大学生時代に心中死体を発見した時の話と、地方の心霊スポットで体験した恐怖話を語り、一層会場をひんやりさせていた。
イベント後の囲み取材で、稲川は「私みたいな者は、生きていても死んでいても世の中にはそう大した影響はないんです。でも、そんな中でせっかく生かされているんだから、皆さんに楽しんでもらいたい」と怪談に懸ける思いを語り、「『怪談って暗いイメージがする』とよく言われるんですが、そんなことはないんです。怪談は楽しいもの! 怖くて楽しい、ジェットコースターと同じなんです」とアピールした。
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