さくら学院が「音楽の授業」でノコギリ演奏に挑戦!

2016/08/15 11:22 配信

芸能一般

ドラムセットを前にした藤平華乃(左)とギターを手にする森萌々穂(右)

アイドルグループ・さくら学院が8月14日、神奈川・はまぎんホールヴィアマーレにてイベント「公開授業 音楽の授業」を開催した。

さくら学院の「公開授業」は毎回各ジャンルの専門家を講師として呼び、さくら学院の生徒たちが知見を広めるという企画で、不定期で行われている。

今回は「ノコギリ(ミュージカル・ソウ)奏者」として知られるサキタハヂメ氏が講師として招かれ、生徒を入れ替えて3部制で授業が行われた。ここでは正午より行われた「1限目」の内容をお伝えする。

1限目の生徒は山出愛子(やまいで・あいこ)、麻生真彩(あそう・まあや)、藤平華乃(ふじひら・かの)、森萌々穂(もり・ももえ)の4人。司会を務めたさくら学院“担任”の森ハヤシ先生いわく、「早い時間から重苦しいメンバー(笑)。ふつか酔いのときは会いたくないですね」という組み合わせだった。メンバー登場時には麻生以外の3人がそれぞれの“自己紹介フレーズ”を披露、麻生も3人のフレーズを借用して自己紹介3連発を決め、客席は大いに盛り上がる。

そして壇上にサキタ先生が登場。まずは、サキタ先生が自曲「星にいざなわれて」をノコギリを使って演奏。その繊細な音色には、「ノコギリだからギーコギーコ言うのかと思ったのに…」(森)、「綺麗な音で心が洗われた」(山出)と生徒たちも感心しきりだった。なお、使われたノコギリは演奏用ということで、歯を触っても怪我がしないようになっているとのこと。

そして、いよいよ4人がノコギリを使って演奏することに。この日は“初級編”ということで「叩いて音を出す」だけの実演だったが、4人ともに大苦戦する。というのも、ノコギリに力を入れてS字型に曲げた状態で叩かないと、うまく音が鳴らないからだ。

特に「筋肉がまったくない」(森先生評)という森萌々穂は、結局ちゃんとした音が出ずじまい。一方、自慢の(?)筋力で一番うまく音を出していたのが麻生だった。サキタ先生から「音で喋ってみて」という難しい指示を受けると、「紅しょうが食べたい」という不思議な言葉をノコギリを使って“発声”させていた。

そんなノコギリ演奏に続いては、ステージ上に置かれた各楽器を使って演奏するコーナーへ。各自好きな楽器を選ぶように伝えられると、山出がティンパニー、森がお鍋(※叩いて音をだす)、藤平がドラム、麻生が電子ピアノ(※藤平とドラム希望が重なったので譲った)を選択する。ただ、4人ともが担当楽器初挑戦のため、音を出すのが精一杯だった。

最後に、山出・麻生、藤平・森がそれぞれ2人でペアを組み、自由に楽器を使って即興作曲に挑戦するコーナーへと移った。作曲のテーマは、各メンバーが箱の中に入ったカードを引いて、そこに書かれた言葉を2つ組み合わせて決定するというルールで、山出・麻生ペアは「辛すぎる」「季節」、藤平・森ペアは「つき指した」「大きさ」に。ただ、後者のふたりが「つき指した」を「つきさした」と読み、森先生の判断でそれでもOKということになった。

この後、ステージ上で作曲が始まった…のだが、皆、初めて触る楽器群に試行錯誤状態。遅々として作曲が進まず、手持ちぶさたな森先生は思わず「ここで俺はしゃべったほうがいいんでしょうか?」と口にして、父兄たちも苦笑する。さらに森先生は客席に向かって「皆さん、(1時限目と2時限目の)間にツイッターででも意見を書いて下さい。ハッシュタグは“#喋るか否が”で!(笑)」と提案していた。

そうこうしているうちに、ようやく即興作曲が完成!

まずは、藤平&森の「ぶりっ子&元気」(※ふたりが決めたバンド名)は「つき指したときの大きさ」をテーマに、木琴などを使いながら「♪つきさしたのはお前だよ!お前だよ!」と繰り返すシュールな楽曲を披露した。

一方、山出&麻生の「チビとデカ」(※同上)は「辛すぎる季節」をテーマに、「♪タンタン麺〜(×10回)。タンタン麺が大好き〜」と歌い上げた。途中ティンパニーを入れるなど楽曲面では藤平&森コンビよりは工夫が見られたものの、歌詞は同様にシュールなものだった。

途中、キーボードで生徒たちの楽曲演奏に参加もしたサキタ先生は、「頭に残る2曲ができました、帰りにタンタン麺が食べたくなるような…」と笑いながら振り返りつつ、「そういう意味でも、音楽的にも大成功だったと思います」と4人に賛辞を送っていた。

授業を終えて「初めて触る楽器ばかりで楽しかった」(山出)、「自分で音楽を作るのが楽しかった」(森)と、生徒たちはそれぞれ満足だった様子。こうして、予定時間を大きく延長しての約90分の「公開授業」は幕を閉じた。

関連人物