梶原一騎・辻なおきによるプロレスコミックで34年半ぶりのアニメ化が決定した「タイガーマスクW」のスペシャルイベントが17日、東京・六本木ヒルズアリーナで開催された。
初代タイガーマスク・伊達直人が残したタイガーマスクの“遺産”が、2人の若きプロレスラーへと受け継がれ、復活した組織・虎の穴との新たな戦いが始まる。
スペシャルイベントでは、声優陣の配役や10月からテレビ朝日系土曜の深夜に放送されることなどが発表された。
主人公の「新タイガーマスク」こと東ナオト役には八代拓、もう一人の主人公「タイガー・ザ・ダーク」こと藤井タクマ役は梅原裕一郎、タイガーマスクのマネジャー・高岡春奈役は三森すずこに決定。
また、新日本プロレスの全面協力を得て実在のプロレスラーがアニメに登場。新日本プロレスのエース・棚橋弘至役に鈴村健一、IWGPヘビー級チャンピオンのオカダ・カズチカ役は森田成一に決まった。
八代は「『タイガーマスク』は歴史のある作品ですが、『タイガーマスクW』は新しい作品でもあるので、ここから新しく作って魅力的な作品になればいいなと思います」と意気込んだ。
共にタイガーマスクを演じる八代と梅原は実際にプロレスを見に行ったそうで、八代は「すっごいんですよ! 自分の体の2倍、3倍くらいの男の人と男の人がぶつかり合っていて…」と興奮をあらわに。梅原も「まだプロレスについて何も知らない状態で行ったんですけど、かなり楽しめました!」と大絶賛した。
また、熱狂的なプロレスファンの森田が「男の人と男の人がぶつかり合うという表現に驚きました」と笑うと、同じくプロレスファンの三森が「迫力満点ですよね! 肉と肉のぶつかり合いです。(ぶつかり合う)ペチン、ぺチンという音がすごくて臨場感を楽しんでいます!」と熱弁した。
W主演について、梅原は「まさか2人でやることになるとは思っていなかったです。昔から八代君とは縁があって…。楽しみだなという気持ちです」と笑顔に。八代は「僕はテレビシリーズでの主演は初めてです。そういった作品で、このようなイベントをするのは幸せなことです」と喜んだ。
梅原は劇中で“虎の穴”にあえて入り、闇のタイガー「タイガー・ザ・ダーク」になるというキーマンを演じるが、「僕のキャラクターがいるので“W”になっています。八代君演じるナオトとは目的は一緒ですが手段が違う形で、2人目の主人公として物語を作っていきます」と明かす。
八代も「どこでお互いを知って、どう絡んでいくのか本当に楽しみです! 確かに僕が光で梅原君が闇だなって(笑)」と話すと、梅原が「そんな話もしたね~」とうなずいた。
実在のレスラー・棚橋選手を演じる鈴村は「驚きました!『実在のレスラーになる予定です』と言われて、『これで棚橋選手だったらすごいことになるな~』と思っていたら『棚橋選手です!』と言われて、すごくびっくりしました」と告白。
同じく実在のレスラー・オカダ選手を演じる森田は「(オカダさんは)とにかく大きな人だし、僕にその声が出るのか不安なところです。実在の人物で、今まさに活躍している方の声を出すのは初めてのことなので、どうしていいか悩んでいる最中です」と心境を明かした。
そんな森田の前に、チャンピオンベルトを担いだ本物のオカダ・カズチカ選手が登場! オカダは「どんなオカダ・カズチカになるのか気になりますね。これをきっかけに、実際のプロレスも見てほしいです。実際のオカダ・カズチカも。(アニメの方も)格好良くなかったら納得いかないですね(笑)」と森田にプレッシャーを与えた。
さらに、主題歌を務める湘南乃風がエンディング曲を初披露し、会場を盛り上げ、HAN-KUNは「光と影という大きなテーマを歌詞の世界に投影して、自分たちの音楽の中で表現しました」とエンディング曲について語った。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)