℃-uteが8月20日、解散することを発表。同日、東京・中野サンプラザで行われたハロー!プロジェクトコンサート「Hello!Project 2016 SUMMER ~ Sunshine Parade ~」のステージでファンに報告した。
この日のライブは、メンバー全員での「GOOD BYE 夏男」(松浦亜弥)でスタート。その後、冒頭のMCで℃-uteの5人が解散について言及した。
まず、リーダー・矢島舞美が「本日は皆さまに、私たち℃-uteからご報告があります。来年6月に、私たちがずっと夢に掲げてきた、さいたまスーパーアリーナ公演が実現することになりました。そして、その夢だったステージを最後に℃-uteは解散することになりました。これはメンバー全員が20歳以上になったタイミングから、たくさん話し合いを重ねて出した結論です。突然の発表で驚かせてしまい、本当にスミマセン」と切り出す。
岡井千聖が「ことしの9月10日が最後の“℃-uteの日”になります。その日までに皆さんにお伝えしたかったので、このタイミングで発表させていただきました」と続け、鈴木愛理は「'05年の結成から℃-uteを支えてくださった全ての方に、心から感謝しています。これまで支えてくださって、本当にありがとうございます」とファンに感謝。
中島早貴は「限られた時間の中で、なるべく℃-uteとしてメンバーと活動を共にし、全国の皆さんにこれまでの感謝をたくさん届けていくために、来年1月からの冬の『ハロー!プロジェクト・コンサート・ツアー』には参加しません。(ハロー!プロジェクトコンサートの参加は)今回のツアーファイナル・広島公演にて最後となります」と伝える。
萩原舞は「今、ハロー!プロジェクトには頼もしい後輩たちがたくさんいます。これからのハロー!プロジェクトを守り、引っ張っていってくれる!と確信しています」と、後輩たちにエール。
最後に、矢島が「'16年、そして来年6月までは℃-uteとして全力で活動していきますので、最後まで付いてきてください! 今後もハロー!プロジェクト、そして℃-uteの応援を、よろしくお願いします」ファンにメッセージを送った。
メンバー一同がおじぎし、目に涙を浮かべながらコメントするメンバーの姿を静かに見届けた会場のファン2200人からは大きな拍手と声援が送られた。
℃-uteは、「ハロー!プロジェクト・キッズ オーディション」に合格した「ハロー!プロジェクト・キッズ」15人から、無期限活動停止中のBerryz工房の8人を除く7人(人数は全て当時)で'05年6月11日に結成。
その後、メンバーの加入や卒業、「日本レコード大賞 最優秀新人賞」受賞と「NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)出演を経て、現在の5人で'13年に東京・日本武道館公演や初の海外公演を実現。
Berryz工房の活動停止によって、ハロー!プロジェクトで活動する“キッズ”メンバーは℃-uteの5人と、カントリー・ガールズのプレイングマネージャー・嗣永桃子のみとなっていた。
同じ“キッズ”のメンバーで結成されたBerryz工房の無期限活動停止から、約1年半後に行われた℃-uteの解散発表。℃-ute解散のその日まで、ステージで輝く彼女たちの姿を目に焼き付けたい。
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