テレビ朝日・竹内由恵アナが語るサッカーの魅力

2016/08/24 06:30 配信

芸能一般

テレビ朝日・竹内由恵アナウンサーにインタビュー

2018 FIFAワールドカップロシア大会の出場権を懸けたアジア地区最終予選が、9月1日(木)より開幕。1年間に及ぶ戦いを日本戦地上波独占生中継するテレビ朝日の竹内由恵アナウンサーに、試合の注目点や放送の裏側、さらにサッカーの魅力などについて語ってもらった。

――竹内さんは入社以来「やべっちF.C.」やサッカー番組をご担当されていますが、竹内さんが思う「やべっちF.C.」の魅力を教えていただけますか?

番組に関わっている全てのスタッフが、本当にサッカーを愛しているところです。サッカー少年の集まりのようで、まるで部活動をやっているような気持ちで番組に臨んでいます。とても温かくアットホームな番組ですね。スタッフルームもサッカー尽くしの空間で、どの局の番組にも負けないくらい「やべっちF.C.」はサッカーを愛していると思います。

――これまで担当してきた中でのサッカーに関する思い出や、印象的だった出来事は何ですか?

前回の'14年ブラジルワールドカップは、初めてスタジオ進行を担当して全面的に関わった大会だったので、グループステージで負けてしまって本当に悔しかったです。

最終予選ですと、本大会出場を決めた本田圭佑選手のPKですね。会場の埼玉スタジアム2002で見ていたので、ゴールが決まった時のスタジアム全体の興奮や、普段味わうことのないような、みんなで同じ喜びを分かち合う瞬間に感動しました。

――番組などで選手たちを取材してきて、特に印象に残っていることや思い出に残っているインタビューはありますか?

長友佑都選手や岡崎慎司選手は、私が「やべっちF.C.」を担当することになった時はまだ代表に定着していなくて、Jリーグの試合で取材をさせていただきました。2人はその後、代表にも選ばれて、海外のクラブに移籍して、と成長していく過程を拝見してきた選手たちなので、特に思い入れがあります。

長友選手はJリーグにいた時から、将来の目標として「代表に入って、海外でプレーしたい」ということを仰っていたので、それを有言実行されていてすごいなと感じます。また、私とほぼ同い年ですが今でも代表で活躍されていて、それは、並大抵の努力ではできないと思います。そういった裏側の部分はあまりスタジオで伝えることはできないのですが、試合に臨む選手の思いや、ピッチに立つ選手たちの陰の努力といったものを感じながら伝えられたらと思っています。

――代表戦では現地スタジオで、川平慈英さんやセルジオ越後さんと共にリポートする機会が多いと思うのですが、お2人の印象はいかがですか?

川平さんは試合中もずっと声を出して応援しています(笑)。日本代表がうまくいっていない時は顔を真っ赤にして本当に悔しがって、好調な時は本当に喜んでいて。皆さんがテレビで見ていらっしゃる通りの方です(笑)。

セルジオさんは静かに観戦していらっしゃるのですが、根底にはすごく熱いものを持っていらっしゃいます。試合後にお酒を飲みに行ったりすると、松木安太郎さんらと「日本代表はこうあるべきだ!」と持論を交わしています。

――そういう席では、竹内アナは意見を言ったりするのですか?

自分からは言わないですが、そういった戦術論などを周りの皆さんから聞けるので勉強になります。試合中も「今のはこうだった」など口に出してらっしゃるので、「なるほど、今のプレーはこの選手が効いていたんだな」と違う視点に気付くことができます。私のような素人はついボールのある目立つところばかりを追い掛けてしまうのですが、お2人は献身的なプレーをしている選手を教えてくださったりするので、サッカーの見方が学べます。

――では、ここからは今回のW杯最終予選についてお伺いしますが、9月1日(木)のUAE戦での竹内さんの注目点はどこになりますか?

大事な初戦かつホームでの試合なので、サポーターの皆さんの応援を背に、勝って勢いに乗ってほしいです。ただ、W杯最終予選は何が起きるか分からない上、なかなか日本代表が結果を残せていない現状があるので、初戦でガツンと勝利して日本を盛り上げてほしいなと思います。

――個人的に注目している選手はいますか?

これからチームがパワーアップするためには、'14年のブラジルワールドカップに出場した選手たちだけではなく、きっと新しい戦力も必要になると思います。リオデジャネイロオリンピックで活躍を見せた、浅野拓磨選手、大島僚太選手、南野拓実選手、矢島慎也選手、中島翔哉選手など若い選手たちがメンバーに入っていって、どんどんA代表が活性化していくといいなと思います。浅野選手は以前取材させていただいたこともあり、応援しています。前線に勢いよく駆け上がって、ゴールを決めてくれたらうれしいですね!

――ありがとうございます。ここまでサッカーについていろいろと語っていただきましたが、あらためて竹内さんが思う“サッカーの魅力”ってなんですか?

そうですね…。子どもの頃の純粋な気持ちを、変わらずに持てるところですかね。大人でもサッカーを見ていると、みんな少年少女のように楽しめたり、夢を感じられたり、勇気をもらえたりすると思います。見る人や携わる人それぞれの思い出が詰まった大きな存在です。

――では、最後に視聴者へメッセージをお願いします。

リオオリンピックが終わったばかりですが、次はぜひサッカー日本代表をみんなで一緒に応援してほしいです!