今年元日、ゴールデンタイムで「芸人キャノンボール2016」(TBS系)が放送された。4チームに分かれたお笑い芸人たちが、車で移動しながら出されたお題にぴったりな人を捜しながらゴールを目指して奔走する大型お笑いロケバラエティーとなった。
カンパニー松尾監督作「テレクラキャノンボール2013」に始まり、「プロレスキャノンボール2014」「BiSキャノンボール2014」と続いたキャノンボール旋風。“借り物競走”のような「キャノンボール」システムをテレビ番組に落とし込んだ「芸人キャノンボール」がこの夏、早くも帰って来る!
今回競い合うのは下記の4チーム。
ジュニアチーム…千原ジュニア、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、宮川大輔、ケンドーコバヤシ
ロンブーチーム…田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)、出川哲朗、田中卓志(アンガールズ)
有吉チーム…有吉弘行、カンニング竹山、劇団ひとり、小峠英二(バイきんぐ)
おぎやはぎチーム…矢作兼(おぎやはぎ)、小木博明(おぎやはぎ)、日村勇紀(バナナマン)、バカリズム
彼らは第1チェックポイントのSBS静岡放送に集合。そこで出されたお題は「とにかくにらめっこが強い人」。4チームがにらめっこの強い静岡市民を捜し出す。
第2チェックポイントとして神奈川・鵠沼海岸へ移動。お題は「とにかく騎馬戦が強い水着の女(人数無制限)」。4人で1つの騎馬を組むが、人数に制限がないためどれだけ多くの水着女子を集められるかが勝負のカギとなる。
第3チェックポイントは東京に戻ってお台場のヴィーナスフォートへ。お題は「とにかく歌がうまい人」。プロアマ問わず、ただただ歌のうまい人を捜す。前回は紅白歌手であるサンプラザ中野くん、同じく紅白歌手・千秋、そしてお笑いユニット・超新塾のアイクぬわらがステージに立つ中、ロンブーチームが連れてきたステファニーが優勝した。
最終チェックポイントは埼玉・西武プリンスドーム。お題はもちろん「とにかくホームランが打てる人」。西武プリンスドームでホームランを打つことができる人を捜すべく、4チームはあらゆる手を使う。
お題にぴったりな人を捜す方法は自由。街で直接スカウトするもよし、自分の人脈を駆使して電話連絡するもよし。果たして各チェックポイントではどんな人が現れるのか?
また勝負は、各チェックポイントに到着した順の「着順ポイント」と、対戦した結果による「競技ポイント」の合計点で争われる。さらにボーナスポイントとして100kg超えの人や整形している人などをスカウトできれば1ポイント、銅メダリストもしくは議員なら2ポイント、銀メダリストなら3ポイント、金メダリストなら5ポイントが与えられる。お笑いのセンスはもちろん交渉力や人脈を駆使し、運も引き寄せながら最後に笑うのはどのチームか?
なお、同番組の演出・プロデューサーの藤井健太郎は、先ごろ「悪意とこだわりの演出術」(双葉社)を上梓したばかり。同著で元日に放送された同番組について、TBSの編成の企画統括から「内容でちゃんと面白いモノを出すことが大事だから」と何度も言われ、結果視聴率こそ振るわなかったものの、熱のある番組になったと記している。
水トク!「芸人キャノンボール2016 in Summer」(TBS系)の放送は8月24日(水)夜7時より。しかも同日夜9時57分からは同じ藤井Pによる「水曜日のダウンタウン」(TBS系)がオンエア。“悪意とこだわりの演出術”がじっくりと楽しめる一夜になりそうだ。
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