レディースブランド「LEPSIM(レプシィム)」は、ブランドキャラクターとして戸田恵梨香を起用した「2016 AUTUMN/WINTERキャンペーン」を開始。
同キャンペーンの第1弾として、戸田が魔女を演じ、MANNISH BOYS(斉藤和義・中村達也)が書き下ろした新曲「1.2.3.4」で彩ったスペシャルムービー「世界でいちばん偉大な魔女」を配信する。
「世界でいちばん偉大な魔女」は、“魔道”を極めた魔女(戸田)が一生魔法を使わないという決断をし、普通の生活の中で本当の“シンプルな自分らしさ”を見つけられるのか…というストーリー。
今回、MANNISH BOYSの二人が曲に込めた思いなどを語ってくれた。
――スペシャルムービーのお話があった時は、どんなお気持ちでしたか?
斉藤:「MANNISHにもこんな話が来るんだ!」と思いました。
中村:驚きでしたよね。斉藤和義さんについては、タイアップの話とかイメージ通りだけどね。
――ファッションブランドとのコラボですが、曲を作られる時にこだわった点はありますか? “夏”というワードが歌詞の中に結構出てきますが、そこも意識されましたか?
中村:残像かな…。
斉藤:そうですね。ちょうど(スペシャルムービーを)撮っていたのが、夏に入るあたりだったので、秋になりかけるころの夏を回顧している雰囲気ですね。
中村:それと、魔女が人間の社会の中で生活している感じですかね。魔女だろうが人間だろうが、春だろうが夏だろうが、感情は生まれるだろうし、そこで着る服とか普遍的なことですかね。
――楽曲のタイトルが「1.2.3.4」ですが、どういう流れで決まったんですか?
斉藤:曲が何となくできて、何となく歌った時に「1.2.3.4」って言いたそうに歌っているなというのがあって、そこから曲も広がっていった感じです。たっつぁん(中村)のドラムのカウントの「1.2.3.4」っていうのもありましたね。
中村:それもありますし、映像の中での魔法を封印して新たに「こっちの世界でやっていくぞ!」という彼女(戸田)の意思にも通ずるものがあるかなと思いましたね。
――曲作りで苦労された点はありますか?
中村:苦労というより、ひらめいたりするのがすごく楽しかったです。テンポ感も途中で変えたりして…。
斉藤:いろんな時代の音楽が入っている感じだよね。モータウンみたいな。だから結構、簡単そうに聞こえて、難しかったです。
――こだわった点はありますか?
斉藤:サビにいくところのタイミングですかね。
中村:僕はやっているそばからゴタゴタ言うのが好きで、「スライドギターで入れてみて!」とかやってもらっていましたね。
――やっているうちに次々とアレンジが加わって、最終的には最初とは違う感じの楽曲になったんですか?
斉藤:そうですね。
――曲作りに当たり、戸田さんが出演するということを意識されたりしましたか?
斉藤:頂いた資料の写真からイメージはしましたね。
中村:美人さんが主人公だから頑張らなきゃいけないなと。いい曲書いたら、もしかしたら好きになってもらえるかもしれないし(笑)。サビの「1.2.3.4」の部分、一緒に歌ってもらいですね。ライブをやる時に、魔女の格好で空から降りてきて、「1.2.3.4」みたいな演出してもらいたいです! お待ちしております!!
――今回は斉藤さん名義ではなく、MANNISH BOYSさん名義で作ったとことで意識された点はありますか?
斉藤:そもそもMANNISH BOYSは何もないところから二人でジャムセッションして、後で聞いて、「ここ良かったね」みたいなところから曲を作っているんです。
俺一人でやっている時は、全部一人でやっているんですけど、たっつぁんとやるとひたすらジャムっていて、それが曲になることが多いので、今回もそんな感じでストーリーのことも考えながら曲にしていきました。
――このムービーの公開と同時に約2年ぶりのアルバム発売告知がされるんですが、今回のアルバムのコンセプトなどについてお聞かせください。
中村:昨日、必殺の一撃が出ましたよ!
斉藤:そうですね。だいたい、ほぼ出そろってきた感じですね。あと、もうちょっと日程があるので、その間にもうちょっと聞き返してみたいですね。コンセプトはあるようなないような感じなんです。
MANNISH BOYSを始めてからそろそろ5年目ですが、二人で空いている時間にやっていたジャムセッションが結構たまって、俺が持っているだけでも16~17時間分くらいあります。今回はその昔のを聞き返したりして「いいじゃん!」っていうのをそのまま人に渡してみたり、自分たちで編集したり、新たに録り直したり、ゲストを呼んだり…。
比較的、ことしに入ってからジャムっているものが中心ですけど。何も考えずに即興でやっていたやつっていうのは、後からちゃんと演奏しようと思っていても、なかなかそうならなかったりするんです。
ひらめき一発でやっていたものを形にすることはなかなかないので、そういうのを生かしてやっている曲はいつも以上に多いです。今回はゲストもいます!
――中村さんはいかがですか?
中村:MANNISHのアルバムは3作目だから、「Ma! Ma! Ma!」の次は「Mu! Mu! Mu!」だから次は「Nyu! Nyu! Nyu!」ですかみたいな…。僕はいったんそこから離れてアルバムにしようと思っていたんだけど、だんだんそういうのが崩れ落ちていって。
やっぱりMANNISHはMANNISHになるんだなと(笑)。諦めと喜びが織り交ざった感情が行ったり来たりしています。
――3rdアルバムのタイトルも期待してよろしいですか?
中村:『Na! Na! Na!』です(笑)。
――今回のムービー、3rdアルバムやライブを楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします!
斉藤:MANNISHの中では、結構ポップな曲になったと思うんですけど、映像と合った感じに仕上がったのではと思います。夏の終わりにピッタリな曲が完成しました。アルバムももうほぼ出来上がっていて、ツアーにも出ていくので、ぜひよろしくお願いします!
中村:「LEPSIM」の公式ページで流れるわけだから、これまでMANNISHを知らなかった人にも聞いてもらえる。その人たちのどこかに引っ掛かって、残ればいいと思います!
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