平泉成が吉田栄作と田畑智子の飲みっぷりに感服!

2016/09/02 16:40 配信

ドラマ

取材会に登壇した田畑智子、吉田栄作、平泉成(写真左から)(C)NHK

NHK BSプレミアムで9月21日(水)に放送される青森発地域ドラマ「進め!青函連絡船」(夜10:00-11:00)の試写会が行われ、主演の吉田栄作をはじめ、田畑智子平泉成が登壇した。

本作は、青森・八甲田の山麓のラーメン店で、ただ一つのメニューである海峡ラーメンを出し続ける徹(吉田)が主人公。海峡ラーメンは、28年前に廃止された青函連絡船の名物で、徹はある後悔からこのラーメンを作り続けてきた。

徹の元に、認知症の老人・源太郎(平泉)を連れた怪しげな二人の男女が、海峡ラーメンを作ってくれと徹に迫る。認知症の源太郎のためだというが、実は男の方の正体はトレジャーハンターで、源太郎のみが知る津軽海峡に沈むお宝の在りかを狙っていた。

どん出ん返しやコメディーも多いが、49歳で人生に後悔を残している徹が、自分の思いにどう決着をつけるのかが分かるハートフルコメディーとなっている。

本作について吉田は「ハートフルコメディーとありますが、“ハートフル”というのがミソかなと。前半ドタバタチックなところがありつつも、後半になると皆さんが懐かしい思いを感じてくださったり、皆さんが懐かしい中にキューンとくる思いを感じてくださったりするのかなと思います。

一人のダメな男が、本物の海峡ラーメンを作るという復活劇でもありながら、主要キャストの思いがそれぞれ映されている作品になったのではないかなと思います」とコメント。

青森を舞台にした'00年の朝ドラ「私の青空」のヒロインを務め、青森を「第二のふるさと」という田畑は、「青森はとても思い入れのある県でもあります。とても安心できて居心地の良い場所です。皆さんと触れ合うことができてとても幸せでした」と笑顔を見せた。

試写会では観客の後ろからで作品を見ていた平泉は、「個人的には非常に楽しい、気持ちのいいドラマになってとても良かったなと思います。お芝居の方は、認知症の役だったので、それをどのくらい表現していいのかというところで、監督とお話をしながら演じることにしました。最後の方は元気なおじいさんに少しでも戻れたかなと思って、よかったかなと思います。津軽弁はとっても難しくて、苦労しました」と振り返った。

ロケ中のエピソードとして、3人はお酒の話題で盛り上がった。

吉田は「田畑さんとは初めて共演させていただき、青森ロケということでおいしいお魚や焼き鳥屋さんに行きました。田畑さんは京都ご出身ということで、はんなりされているのかなと思いましたが、酒の飲み方とったら豪快で、僕が負けてしまうくらい(笑)」というと田畑は「そんな…」と笑顔で否定。

田畑は「栄作さんとは好きな日本酒の銘柄が同じで、そこから話がはずみました。とても楽しくお話をさせていただきました」とのエピソードを披露した。

平泉は「お酒の話が出ていましたが、今後は吉田君、田畑君とお酒を飲みに行くのはやめます!」と宣言。そして「私は2、3杯飲んだらちょうどいいかなと思うくらいなんですが、この二人は一升瓶空けられるんじゃないかなと思うくらいお水のようにぐいぐいと…。本当に酒豪ですね…」と感服してみせた。

吉田は青森のオススメのラーメン店として「ホテルの近くの『まるかい』というところがおいしかったです。メニューが普通か大盛りかの2酒類で、おなかが空いていたので大盛りを頼んだら…1回行ってみてください」とその量に驚いた様子。

また、今回津軽弁を披露した田畑と平泉。好きな津軽弁について田畑は「今回標準語のものをイントネーションだけ津軽弁に変えるというのがすごく難しかったです。個人的には『へばな』という言葉です。『バイバイ』という意味で、そういうかわいらしい言葉が多かったです」とコメント。

平泉は「70も過ぎてくるとせりふ全部忘れておりまして…」と答えて会場を笑わせた。そして「一つ、『くりだばまいね』です。『それではだめだ』という意味で、その言葉を思い出しましたが後は全部忘れてしまいました」と告白して会場は笑いに包まれた。