アプガ・愛されピンク、せっきー、森ティーがソロ争奪戦

アップアップガールズ(仮)が9月8日、神奈川・F.A.D YOKOHAMAで「アップアップガールズ(仮) Road to 武道館 そろそろソロで歌いたい～横浜決戦～」を開催した。

本公演で、11月8日(火)に行われるアプガ初の東京・日本武道館公演のソロコーナーを1人だけが勝ち取れる「ソロコーナー争奪戦」の予選が開幕。

ソロコーナーを勝ち取るためにメンバーそれぞれが考えたソロパフォーマンスを見せ、観客、ネット配信、スタッフの投票によって勝者が決定する。

ライブはまず、佐藤綾乃が作詞したニューシングル収録曲「YOLO」でスタート。大森靖子が楽曲提供した「！！！！！！！！」などをメンバー7人で歌唱し、ソロコーナー争奪戦に突入する。

この日は古川小夏、関根梓、森咲樹が「ソロコーナー争奪戦」に挑戦。1番手の古川小夏は、自ら振り付けを担当したソロ曲「ダーリンはロストチャイルド」をチョイスする。

古川は、「私が得意なのはダンスなので、日本武道館に立った時に、私が考えた振り付けで会場を1つにできたら、こんなに幸せなことはないと思いました。ここで私の考えた振り付けで1つになって、この空間を日本武道館に持っていきたいです」と語り、観客に「ダーリンはロストチャイルド」のダンスを丁寧にレクチャー。

観客と一体になって「ダーリンはロストチャイルド」をパフォーマンスし、古川は「今日、みんなと踊れて楽しかったです。11月8日、私が皆さんと一緒に武道館でこの曲を踊ります！」と力強く宣言した。

2番手は、赤いドレスを着た関根。「私は自分の1番得意な歌で、必ず武道館でソロで歌いたいんだという気持ちを伝えます」と語り、メンバー6人をバックダンサーにして、自身がフィーチャーされた「ナチュラルボーン・アイドル」を披露する。

さらに、「私を一歩成長させてくれた、大切な曲を届けます」と「ストレラ！～Straight Up！～」を歌唱。「SAKURA DRIVE(オルゴール ver.)」では、しっかりと心を込めて伸びやかなボーカルを聴かせていく。

「最後は皆さんと一緒に楽しい時間を完成させたいです」と声にした「セブン☆ピース」では、サビの“ラブ＆ピース”の大合唱が湧き起こり、関根のコーナーは終了。

関根は、「この日のために、初めて1人でスタジオ練習したり、精いっぱい頑張りました。11月8日、武道館でソロを歌うのはこの関根だ！　任せておけ!!」と誓った。

3番手の森は、「今日は全力で楽しんで、皆さんに温かい気持ちになってもらいたいです」と語り、アニメ「ワンピース」(毎週日曜朝9:30-10:00フジテレビ系)の主題歌でBOYSTYLEの「ココロのちず」、W(ダブルユー)がカバーしたザ・ピーナッツの「恋のバカンス」という意外な選曲で驚かせる。

「『ココロのちず』は高校生の時、ミュージカルのオーディションで歌って主演を勝ち取った曲なんです。『恋のバカンス』はハロプロエッグ(研修生)の最終選考で歌った曲で、私がこの世界に入るチャンスをつかんだ曲です」と、この2曲を歌った理由を明かした。

そして、森のソロ曲「メガモリッ！ma vie!!」では、サビで「私が日本武道館で絶対ソロを歌うんだー！」「お父さんとお母さんに恩返ししたいんだー！」と絶唱。最後の曲「Going my ↑」では、観客にも配布した手書きの歌詞を手にして「私以外のパートは、それぞれ推しのメンバーのファンの方たちに責任も持って歌ってもらいます」と、いきなり強権を発動する。

前代未聞の暴挙に観客全員が慌てふためくが、歌のお姉さん化した満面の笑みの森の勢いに圧倒され、会場は異様な盛り上がりを見せる。森は、「皆さん、一緒に歌ってくれてありがとうございました。アプガの武道館は、メンバー、スタッフさんだけじゃなく、ファンの方1人1人と一緒に作り上げるんだって思いを伝えることができたと思います。11月8日、日本武道館、私はみんなを温かい気持ちにしたいんだー！」と思いの丈を叫んで、この日の予選はフィニッシュとなった。

続いて、音楽プロデューサー・michitomoがステージに登場し、新曲「君という仮説」の一節をメンバーと観客が一緒に歌う公開レコーディングを実施。その後、ライブはファンと共に進んでいく思いが詰まった「Party!Party!」で締めくくられた。

次回の「アップアップガールズ(仮) Road to 武道館 そろそろソロで歌いたい」公演は、9月16日(金)東京・吉祥寺CLUB SEATAでの「吉祥寺 CLUB SEATA ～吉祥寺決戦～」。ここで新井愛瞳、佐藤、佐保明梨、仙石みなみが予選ステージに挑み、9月17日(土)の東京・AKIBA カルチャーズ劇場「アップアップガールズ(仮)Road to 武道館 そろそろソロで歌いたい ～最終決戦～」で武道館ソロコーナー出演者が決定する。