中川翔子と天文学者の渡部潤一・国立天文台副台長が、FM特別番組「三菱電機 presents 星に願いを~The Celestial Railroad~」(TOKYO FMほかで9月19日放送)の収録に参加した。
同番組は毎年秋に放送されている、宇宙をテーマにしたドラマ仕立てのスペシャルプログラム。ことしは宮沢賢治の生誕120年であることにちなんで、彼の代表作「銀河鉄道の夜」をモチーフにした「天空列車」の旅をテーマとし、中川と渡部氏がそれぞれ乗客役を演じる。また声優・水樹奈々が車掌役を務める。
一昨年の「星に願いを~Space Jukebox~」、昨年の「星に願いを~Into The Space Woods~」に続いてラジオドラマ形式で共演するふたりに収録後、感想を聞いた。
――お疲れ様です。渡部先生は3年連続の“演技”だったんですが、回を重ねるごとにお上手になられてる気がします。今回の演技を自己採点すると?
渡部「うーん、50点から60点だろうなぁ(笑)」
中川「低っ! 先生、曲紹介までされたのに」
――わはは。中川さんは、3年連続先生との共演されてのご感想は?
中川「収録合間に伺う話も興味深いし、本番でもかなり台本から逸脱した話になったりして。いったいどれぐらい本番に収まるか分からないですが、去年、おととしにも増して、面白かったです」
――去年のインタビューでは木星について熱く語ってもらいましたが、今回も「天空列車の旅」が木星にも立ち寄るというストーリーになっていましたね。
中川「はい。小さいころから興味があるし、先生にお会いするたびにいろいろとお話も伺っているので、木星については自分では知り尽くしたと思っていたんですよ。でもその木星ですら、今回の収録で『え、木星が若いころ太陽にやんちゃしてたの!?』とか、新たに知ってびっくりしたことがありました」
――詳しい話はオンエアを聴いて頂くとして…。さて、先生にお伺いしたいんですけど、今回のドラマのように普通の人が宇宙へと旅する時代ってそのうちに実現するのでしょうか?
渡部「月より遠くに行くのは難しいけど、地上100キロぐらいの宇宙ならば、一般の方が行けるようになるのは時間の問題じゃないかな。それこそ10年後、20年後ぐらいには、宇宙へ行く旅は実現している可能性が高いと思います。もちろん全員じゃなくて、健康面の問題など、いくつかクリアしないといけない条件はあるだろうけれど」
中川「そういう意味でも、宇宙好きにとってはいい時代に生まれたな、ラッキーだなって。宇宙旅行の話もそうですし、その他の宇宙ニュースも最近多いじゃないですか。ことしも重力波の観測に成功したとか、第9惑星が存在する可能性が出てきたとか。第9惑星が見つかるまでまで絶対死ねない!って思うし、子供にときに宇宙に対して抱いていた“ワクワク感”がまた戻ってきたような気がしています」
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