濱田岳が「マルちゃん 赤いきつねと緑のたぬき」の新CMに登場。'78年の「赤いきつね」発売当初から38年間CMキャラクターを務める武田鉄矢と共に、「それ今!?巨大タコ」篇で「赤いきつねと緑のたぬき」をPRする。
新CMで“先輩”武田と“後輩”濱田は、海中探査中に巨大なタコに遭遇。絶体絶命の緊迫した状況で、武田が濱田に突拍子もない質問をし、濱田は思わず「それ、今じゃなきゃダメ!?」と怒ってしまう。2人は命からがら逃げ出し、船上で「マルちゃん 赤いきつねと緑のたぬき」を食べてホッと一息つき、落ち着きを取り戻す。
実は、武田と濱田は過去に先生と生徒役で共演しており、濱田にとって武田は自身のキャリアを変えるきっかけにもなった恩師ともいえる存在。その武田が38年間続けてきた大仕事に初参加するというプレッシャーから、撮影開始当初の濱田はガチガチに緊張していた。
だが、撮影が進むにつれて緊張もほぐれると、'15年に2人が共演した釣りドラマをネタにした「釣った魚はうまいよなぁ」という武田の一言で現場が和やかなムードに。その後は2人の会話も弾み、武田の「頑張っているのも、苦労してたのも、ずっと見ていた」という言葉に、濱田が涙ぐむ一幕も。新CMのストーリー同様、撮影現場は緊張した雰囲気からほっこりした空気に変わっていった。
撮影を終え、武田は「『赤いきつねと緑のたぬき』とは38年の付き合いでして、(CM撮影も)一種の季節になっております。その季節を今年も歩いているんだと、そんな幸せを今日かみしめております。かつてはエジプト、メキシコ、ロスと世界中でこの商品を食べてきて、特異な場面の中で平凡に『赤いきつねと緑のたぬき』を食べるということが多かったのですが、今度は巨大なタコに襲われてそんな状況の中で食べるという、そのギャップの面白さですよね」と振り返る。
濱田は「武田さんの家で(商品を)製造しているんじゃないか?ってくらい定番のCMシリーズで共演でき、光栄です。アイツ(自分)が来た途端にCMのクオリティが下がったなと言われないように、CMの重みを感じながら一生懸命やりたいと思い、撮影に臨みました」と心境を明かした。
また、濱田は「『赤いきつねと緑のたぬき』をいつごろから食べていたか?」という問いに「物心ついた時から。食べたことがない人がいないくらいの、ある種国民食と言っていいほどのものなので、やっぱりホッとする味ですよね。外国に持っていけば気の休まる味ですし、いつ食べてもホッとできる貴重な存在です」と、「赤いきつねと緑のたぬき」への愛を口に。
最後に、共演について武田が「このCMの中で私の教え子(学園ドラマでの共演)と共演できることはうれしいですよ」と語り、「本当に一人前に成長しましたよね。今でこそニコニコ笑ってるけど、先生の時はお前のことを呼び出してガナリまくってたよな(笑)。色々苦労している話も聞いていたけど、今は苦労がすべて実ったよな!」と濱田に声を掛ける。
「一人前」という言葉に涙をこらえる様子を見せながらも、濱田は「先生と生徒という絶対的な関係ではあったので、卒業生の気分で今やっと会えて『先生、あの時は怖かったっすね!』なんて言える関係ですね。そういう意味でもホッとしています(笑)」と喜んだ。
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