大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)で真田昌幸を演じる草刈正雄と大谷吉継を演じた片岡愛之助が、真田家ゆかりの地・長野県上田市で行われたイベントに参加した。
会場には、作中で主人公・真田信繁(堺雅人)の実の父と義理の父を演じた二人の共演を心待ちにしていた650人のファンが詰め掛けた。
すでにそれぞれの撮影を終えた2人。あらためて作品の感想を聞かれた草刈は、「こんな大役をいただき、ありがたかったです。間違いなく、これまで出演してきた中でナンバーワンの作品です」と手応えを語った。
また、愛之助は「関ヶ原のロケを楽しみにしていたのですが、ロケがなく残念でした」と語りつつも、「和気あいあいと、撮影の合間にも出演者が楽屋に戻らず雑談をしているような、楽しい作品でした」と振り返った。
ステージでは、2人との別れを惜しむ上田市民の声を集めたVTRも紹介された。迫る昌幸の死を前に、“昌幸ロス”のコメントの数々を見た草刈は、「よくドラマを見ていてくださってうれしい。役者冥利に尽きます。」と感慨深げにうなずいていた。
一方、「刑部(吉継)様死なないで!」と女性からコメントを送られた愛之助は、「残念ですけど台本に討ち死にって書いてあるんです」と会場の笑いを誘った。
また、草刈は息子役の大泉洋と堺とのエピソードを披露。
かつて、ドラマ「真田太平記」('85年~'86年、NHK総合)に幸村(信繁)役で出演した際、昌幸役を演じた丹波哲郎から模造刀をプレゼントされたことから、「僕もそれを真似して、大泉さんと堺さんに真田家の家紋・六文銭が刻まれた模造刀をプレゼントしました。『2人のうちどちらかが、きっとまた昌幸を演じるから、これを引き継いでほしい』と話しました」と明かした。
最後に「真田丸」の今後の見どころについて聞かれた2人は、「信繁がひげを蓄え、昌幸の着ていた毛皮も着るらしいです」(草刈)、「吉継の孫である信繁の息子・大助(浦上晟周)の成長も見守ってほしい」(愛之助)と、それぞれにアピールした。
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