孤独だった2人が友情を超えた絆で結ばれ、世界に大きな変化と奇跡を起こす感動大作「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」が9月17日より公開。
地球と同じくらいの年齢でもあるBFG(爺)にちなみ、19日の敬老の日に、東京・TOHOシネマズ日本橋にて本田望結をゲストに迎え、公開記念舞台あいさつが行われた。
MCの呼び込みで登壇したのは、先月末に行われたジャパン・プレミアで、初来日を果たしたオスカー俳優のマーク・ライランスから受け取った“夢”のバトンを届けるべく、BFGの代わりに“夢の配達人”として全国を巡るキャンペーンの旅に出ていた女優の本田。
まるで“ドリーム・ツリー”の妖精かのような淡いピンクのサテンレースワンピース姿で、キラキラした背景にも劣らないまぶしい笑顔で登場。
ソフィーの日本語吹き替え声優を務める本田は、公開された反響を「声優さんをやりたいという夢、ディズニーさんの作品に出たいという夢が一気に2度もかなって幸せな気持ちです。フィギュアスケートのお友達も『見たよ!』って言ってくれたり、織田信成さんも見てくださったみたいですごくうれしかったです。今日見ていただく皆さんにも幸せな時間になればいいなと思っています」と明かした。
MCと全国キャンペーンのトークセッションを繰り広げ、スクリーンには各地での夢の思い出写真が展開された。愛知・名古屋ではBFG衣装を着た名古屋のシンボル“ナナちゃん”、大阪では「すごい大好きな方だったので、お会いできてうれしかった」という“なにわのBFG”ことオール阪神・巨人との楽しかったイベントの模様を紹介。
オール巨人の手にオール阪神と本田が乗っているふうに撮られた写真が映し出されると、見事なだまし絵に会場からは「おお!」と感嘆の声が上がった。
そんな日本のソフィー・本田にねぎらいの気持ちと大ヒットを記念して大きな箱のサプライズプレゼントが用意された。目を丸くする本田の目の前にワゴンを運んできたのは、ケープを深々とかぶった長身細身な男性2人。
本田もケープの中をのぞき込むなど、思わず疑いの目を向ける。すると「全国キャンペーンお疲れさまでした。東京におかえりなさい」とどこか聞き覚えのある低音ボイスが会場に響き渡る。
MCの誰の声か分かるかという質問に「皆さん、分かりますか?」と観客に問う本田。ケープを脱いで現れたのは、大きな耳に老けメークで完成度の高いBFG衣装を身にまとった麒麟の川島明と田村裕だった。
1人で頑張る日本のソフィー・本田の真摯な夢配達人の姿に心を打たれた、お笑い界きっての高身長コンビ・麒麟は「日本のBFG」を引き受け、内緒で応援に駆け付けたのだ。
「ビンボーと太い声の“キ~リン”です!」と、BFGの特徴でもある言い間違いをまねして川島が言えば、田村はBFG愛用の“ドリーム・トランペット”を吹き「日本の皆さんに“良い夢”を届けにきました!」とBFGに成り切った。
そして、いよいよ気になる箱の中から現れたのはBFGとソフィーが描かれた巨大ケーキ。目を輝かせながら「すごいっ! 大きいっ!!」と、いつもは大人びた本田もこの時ばかりは少し子供っぽくはしゃぎ、観客もつい頬が緩むすてきなプレゼントとなった。
また、敬老の日ということで、お祝いの気持ちを込めて“BFG川柳”を考えてきた一行。田村は「B:ビックリした F:二日続けて G:ギックリ腰」と「これマジなんですよ! 立ってるのもしんどいです」嘆くと、対する川島は敬老の日にちなんで「B:ボディがやばい F:不安になったら G:グルコサミン」と笑いを誘った。
トリを務めた本田が「B:(お)ばあちゃん F:二人で観てね♡ G:(お)じいちゃんと」とほっこりするBFG川柳を披露すると、「いいですねぇ。家族で楽しめる映画ですからね」と麒麟の2人も頭が上がらない様子だった。
最後に、これから映画を見る人へ「勇気や希望がたくさん詰まっている作品です。また明日から頑張ろうと思える映画です。ぜひ皆さん楽しんでください」と本田が見どころを語り、さらに観客1人ずつに夢を詰めるドリーム・ジャーを手渡しプレゼントした。
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