昭和のヒットナンバーの歌詞に隠されたメッセージや意外なエピソードを一冊の本にまとめた「昭和ヒット曲全147曲の真実」(KADOKAWA刊)が好評発売中だ。
今も多くの人が口ずさみ、カラオケで熱唱する昭和のヒットソングには、世の中に知られていない謎や秘密があった。かつて、文化放送の深夜ラジオ番組「セイ!ヤング」のパーソナリティーの一人だった橋本テツヤ氏が「日刊ゲンダイ」で連載していた人気コラム「橋本テツヤのあのヒット曲を追っかけろ!」が書籍化。
「実は○○だった!」と思わず人に話したくなるネタから、衝撃的なエピソードまで知られざる深い秘話を橋本氏の独自の視点からも読み解かれている。
「当時は存在しなかった『赤いスイートピー』」「『シクラメンのかほり』は匂いではなく妻の名前」「お経がもとだった『世界に一つだけの花』」「『大都会』は東京ではなく福岡のことだった」「最初は地元民から抗議を受けた『襟裳岬』」「『卒業写真』の“あの人”は女子高の恩師だった」などなど、多くの人になじみあるヒットソングのエピソード全147曲分が楽しめる。
「歌謡曲の歌詞は、作者が説明していない限り、聴く人が自由にとらえて良いものです。海や山、川などの自然が出てくれば、自分の心の中にある故郷の景色を思い描く人もいるでしょう。また祖父や祖母、父母、妻、夫、恋人がテーマになっていれば、それぞれの家族や恋人の顔が浮かぶ人もいると思います。
ここに書かれた解説は私の想像もありますが、さらに読者の皆さんの体験を重ね合わせ、独自の解釈をするとよりいっそう楽しめます」と著者の橋本氏。
読めばカラオケの持ち歌がもっと好きになり、挑戦したくなる歌がきっとあるはず。昭和生まれ、平成生まれともに楽しめる名曲について、幅広い世代の共通の話題として使える一冊だ。
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