10月12日(水)に6枚目のシングル「夢のパレード」をリリースする、福岡・久留米出身のシンガーソングライター・植田真梨恵。
先日、故郷・久留米市で“くるめふるさと大使”に任命された彼女は、GIZA studioに所属する26歳だ。
ネクストブレーク必至の実力派“アー女”ともいわれる植田は、愛しさも痛みも孤独感も悲しみも、全力でひたむきに目の前にあるものと向き合う感情型アーティスト。そんな彼女のこれまでの歩みを、植田の公式プロフィルを参照しつつ振り返り、魅力を紹介する。
植田は、中学卒業を期に故郷・福岡から大阪へ。弱冠15歳で作詞・作曲を始め、16歳の春にレコード会社スタッフの目にとまり、本格的な音楽制作活動に入ったという。
以来、1stミニアルバム『退屈なコッペリア』、2ndミニアルバム『U.M.E.』、3rdミニアルバム『葬るリキッドルーム』と毎年コンスタントにインディーズレーベルよりリリースを続け、'12年には初めてのフルアルバムとなる『センチメンタルなリズム』を発売。
リリースのかたわらライブ活動も精力的に行い、16歳の初ライブから7年、'14年8月6日に長年のインディーズ活動が実を結び、シングル「彼に守ってほしい10のこと」でメジャーデビューを果たした。それから今夏の「ふれたら消えてしまう」まで、メジャーで計5枚のシングルを発売。
ライブの方では、ことし1月からは全国6都市8公演に及ぶピアノツアー「Live of Lazward Piano “Old-fashioned.”」を完走し、追加公演として、Motion Blue yokohamaにて「Live of Lazward Piano “Old-fashioned.” Special Edition!」を開催し、成功を収めた。
7月23日には彼女にとって最大級の規模となる東京・赤坂BLITZで一夜限りのスペシャルワンマンライブも実現させ、同ライブ内で6thシングル「夢のパレード」のリリースを発表した。
パフォーマンスはもちろん、MCでのフランクなトークが好評を博し、今では各ライブともチケット販売後即完売してしまうほどの人気ぶり。
人気の秘訣は、独特の世界観が繰り広げられる歌詞やセンスが光るアートワークはもちろん、何と言っても繊細かつ大胆なメロディーと破壊力抜群のボーカルだろう。
とりわけ清らかなハイトーンボイスの中に、ピリッと刺激的なスパイスが効いたような歌声は、まさに唯一無二のそれ。
歌唱力の評価は難しいところで「本格派アーティストの歌声!」「歌唱力がすごい!」など、大げさなあおり文句が付けられたCDをレコードショップなどで目にすることは多いが、聴いてみると案外どうってことないことも多々ある(※個人の感想です)。
だが、植田の場合は無駄な形容詞など一切必要なく、一度聴いたら最後、全曲コンプリートするまで気が済まないほどの“中毒性”がある。
さらに、曲によって受ける印象も全く違い、ことしリリースされた「ふれたら消えてしまう」や「スペクタクル」などは、どちらかと言えば爽快感があって聴きやすい声だが、名盤『センチメンタルなリズム』に収録されている「壊して」や「センチメンタリズム」などは、ともすれば突き刺さるような攻撃的な印象を受ける。
一転して同アルバムに収録されている「優しい悪魔」や「愛おしい今日」、『はなしはそれからだ』に収録の「さよならのかわりに記憶を消した」などは、優しさと力強さが同居した声が心地よく、いつまでも耳に残って離れない。
そんなふうに単純に歌声がいいというだけではなく、曲によって全く違ういろいろな顔をのぞかせてくれるのも魅力の一つだ。
最近は来年公開予定の映画「トモシビ」の撮影で演技に挑戦したり、先述した通り「くるめふるさと大使」に就任したりと音楽のみならず、活動の幅を広げている植田。
「わたし、つくるし、それ歌う。」にならい、「わたし、書くし、それ配信する。」をモットーに、感情型ライターが本記事を執筆したが、百聞は一見にしかず、もとい百見は一聞(聴)にしかず。ぜひ、一度彼女の音楽にふれてみよう。
そうすれば、決してふれても消えてしまわない何かが心と体にズシンと突き刺さるはずだ。
まずは10月12日リリースの6thシングル「夢のパレード」のMV(Short Ver.)を、公開されたばかりのオフィシャルYouTubeチャンネルで聴いてみては?
そして、リリース直前の10月7日(金)には地上波フジテレビ(関東ローカル)で「ど夜中フェス!!」にも出演するので、そちらもチェックしよう。
はなしはそれからだ。
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