「NHK音楽祭2016」が10月14日(金)から11月22日(火)まで開催される。これは、幅広い世代の方々にクラシック音楽の魅力を伝えようと、'03年からNHKが実施している音楽祭だ。
今回初の試みとして「小学生のためのコンサート 渋谷発!オーケストラおもしろ研究所~音楽で、国語・算数・理科・社会!?~」が、11月13日(日)に東京・NHKホールで行われることが分かった。クラシックの名曲の他、小学生にもおなじみの特撮&アニメの音楽を東京フィルハーモニー交響楽団が生演奏するという内容になっている。
中川翔子と作曲家の吉松隆氏が司会を務め、ゲストには日本人ピアニストとして最年少(当時12歳)でCDデビューを果たし、現在はロシアで学んでいる若きピアニスト・牛田智大氏が登場する。
小学生にも分かりやすく面白く、音楽の楽しさを伝えるこのコンサートは、現在NHKオンラインのイベント・インフォメーションから観覧を申し込むことが可能だ(入場無料。応募締切は10月21日(金)夜11時59分)。
また、「偉大なる芸術家たちへ」というテーマで、NHK交響楽団や海外の一流オーケストラによる公演がNHKホールで開催される(下記は全て有料公演)。
10月14日(金)は、マリインスキー劇場管弦楽団が劇的交響曲「ロメオとジュリエット」(ベルリオーズ)を奏で、シェークスピアの不朽の名作を、色彩感あふれる音楽で再現する。
10月31日(月)は、NHK交響楽団が国際的作曲家・武満徹の「マイ・ウェイ・オヴ・ライフ」や「交響曲第2番」(ブラームス)などを演奏。
11月18日(金)は、パリ管弦楽団が登場し、オペラや室内楽に傑作を遺したベンジャミン・ブリテンの歌劇「ピーター・グライムズ」から「海の間奏曲」を。また、「バイオリン協奏曲」(メンデルスゾーン)などを披露する。
11月22日(火)は、サンフランシスコ交響楽団がNHK音楽祭に初登場。「ピアノ協奏曲第2番」(ショパン)、「交響曲第7番」(ブルックナー)を届ける。
そして、10月29日(土)には、特別プログラムとして26年ぶりの来日を果たすブラスバンド、ブラック・ダイク・バンドが世界トップレベルの演奏を見せる。曲目は「ミッション:インポッシブル」や「出てこいキャスパー」「スカボロー・フェア」など。
なお、これら公演の模様はNHK Eテレ「クラシック音楽館」などで放送される予定。
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