道端アンジェリカ、車いすでファッションショーに登場

2016/10/11 18:16 配信

バラエティー

「バリコレ」に出演した(写真左から)西田杏選手、藤原大輔選手、渡辺勝新選手。東京パラリンピックへの出場を果たしてほしいという願いを込めて制作された衣装を身にまとった

10月10日にNHK Eテレ「バリバラ」(毎週日曜夜7:00-7:30)の特別企画として、バリアフリー・ファッションショー「バリコレ」が開催された。

同番組は、'12年にスタートした、障害者のための情報バラエティー番組。「No Limits(限界なし)」をモットーに、笑いの要素を織り交ぜ、これまでタブー視されてきたテーマに挑んでいる。また、'16年4月からは、障害のある人の限らず「生きづらさを抱える全てのマイノリティー」の人たちのことを考える番組へとリニューアルし、バリアをなくし、多様性のある社会を目指して放送を続けている。

そんな中開催された「バリコレ」では、全国から集まった一流、個性的なデザイナーたちが、技の限りを尽くして個性あふれる衣装を制作。パラリンピアンをはじめ、マイノリティーやさまざまな障害のあるモデルおよそ50人が格好良く変身した。

その中には、右足首の骨折で入院中の道端アンジェリカの姿もあり、松葉杖と車いすでファッションショーに臨んだ。

番組MCの山本シュウは「昨年、大阪で開催して反響が多かった『バリコレ』を、ことしは東京で開催することができ一つ夢がかなった気分です」と素直な気持ちを述べた。

ゲストのはるな愛は「みんなの個性が光り、ファッションの力で思いを伝えることができる最高の時間でした」と感激の声を上げた。

同じくゲストのアンジェリカは「私はけがをして入院中なんですが、日々美容やおしゃれは欠かしませんでした。それは、美容やファッションには自分を前向きにさせる何かがあるからです。今回のイベントはみんなが明るく、前向きになるもので参加できてよかったです」と思いを明かした。

なお、「バリコレ」の模様は11月6日(日)に前編、11月13日(日)に後編が放送される。