E-girlsの中心メンバーとしても活躍するDream Amiのソロ3rdシングル「Lovefool-好きだって言って-」。約20年前のThe Cardigansの大ヒット曲をカバーした、スタイリッシュでポップなナンバーだ。
「シングル3枚目で初のカバーに挑戦したのですが、この曲を最初にスタッフさんから提案されたときは正直ビックリしました。ソロでカバーをやるということ自体が想定外だったので。でも改めて原曲をフルで聴くと、とても好きなテイストで、また新たな自分の表現が見せられそうだなって。E-girlsでは全力で歌ったり踊ったりすることが多いので、この曲の少し落ち着いた、良い意味で気だるい雰囲気が新境地に繋がるのではないかと思いました」
ミュージックビデオはカラフルな原色を散りばめたセットに、恋に悩んで無気力なAmiが登場。楽曲と共に味わいたい完成度の高い仕上がりだ。
「恋におぼれて何もやる気がおきないシーンを、常に真顔で演じました。まばたきもずっと我慢して、途中で目が乾いて大変だったんですけど…そこは自分との戦いだと思って頑張りましたね(笑)。完成したミュージックビデオは、レトロでポップで個人的にもすごく好きな色使いでした。女の子なら一度は入ってみたい世界観だと思います」
E-girlsの活動と並行しながら「ソロでも幅広い表現を追求していきたい」と語るAmi。
「E-girlsのときは私が制作側の立場になって考えることはなく、皆さんに決めていただいたステージで自分の役割を果たす…というスタンスです。それはもちろん楽しくてやりがいがあるのですが、ソロでは割と自分次第な部分もあり、作品のたびに『次はこういうのをやりたい』という私の意見を吸い取ってくださるので充実感はとても大きいです。ソロはアーティスト写真やジャケットなどのビジュアル面にもこだわっていて、自分の好きな世界観を突き詰めていったら、いつもなぜかピンクにたどり着いてしまいます(笑)。結果、ラブリーなテイストが好きなんでしょうね。ピンク=Dream Amiの色みたいになっていったら良いなと思います。ソロは自分の深いところまでどんどん向き合っていく作業になるので、『自分を知り、個性をさらに伸ばす場所』という感覚ですね」
今後は初のアルバムやソロコンサートへの期待も高まるが…。
「もちろんアルバムも出したいですし、アルバムを引っさげてソロライブ…といった形に繋がっていけばうれしいです。あとはツアーもできたら理想的ですね。まずはソロアーティストとしてしっかり成長して、それがE-girlsに還元できたらと思っています。2つは絶対切り離せないですし、私のソロはE-girlsをもっとカッコいいものにするためのものでもあるので、これからも頑張っていきたいと思います」