新人刑事と寄せ集められた正体不明の4人がアイドルに変装し、芸能界で巻き起こる様々な事件を解決していく土曜ドラマ24「潜入捜査アイドル・刑事（デカ）ダンス」（テレビ東京系）。芸能界のリアルな裏側を毎回、限界ギリギリのパロディーで迫るクレイジーストーリーが話題沸騰中！ このドラマで元引きこもりでコミュ障のショウを演じる横浜流星にインタビュー。アイドルになりきるためにしている密かな努力について語ってもらった。
――ネットオタクで元引きこもりのショウは、かなり個性的な役どころですね。
自分とはかなりかけ離れている役なんです(笑)。僕は普段あまりインターネットを見ない方ですね。まずネットオタクの特徴をネットの“まとめサイト”を見て、研究しました。ショウは人とからむのが苦手なので、緊張するとわけの分からないことを言い出したりするんですよ。そこだけは、ちょっと分かるような気がします。僕も人見知りなので、初対面の人と話すのはちょっと緊張しがちで…。仲良くなってしまえば、自分からグイグイ話しかけられるんですけど。
――ショウはかなり毒舌ですよね。いつも何かブツブツ毒を吐いているのが面白いです。
そうなんですよ。毒舌の上に、かなり空気が読めないヤツなんです。デカダンスのメンバーが誰かについて論争しているときも、ショウだけは「お前、○○だったろ!?」ってなぜかタツヤ(中村蒼)を攻めていて。みんなと話が全然かみ合ってないし、わけが分からない(笑)。それでみんなから、「その話は今関係ないだろ！」って突っ込まれちゃうっていう。みんなに合わせようしない人間なので、一人だけ場の雰囲気にのらないようにしています。ちょっとズレているキャラなので、そこをいかに面白くできるか勝負したいですね。
――アイドル役ということで、歌やダンスの猛特訓も？
クランクインの前にダンスの練習をしたんですが、デカダンスは駆け出しのアイドルなので、「下手で見てらんねー！」っていうくらいでいいって言われたんです。なのにみんなクランクイン前に結構踊れるようになっちゃって（笑）。本番では上手くも下手でもなくて…っていうレベルのダンスになってしまったんですよね。「これはみんなで反省だな！」ってどうしたら面白く見えるのか反省会をしました(笑)。
――ダンスはけっこう得意なんですか？
いえ、得意じゃないです。みんなは上手いんですけど、僕だけダンスが下手なので。ダンサーの方が踊っている動画をひたすら見て練習しました。といっても、デカダンスが踊るダンスは、かなりふざけたダンスばかりですけどね。演歌歌手のバックダンサーとして日本刀を持ってダンスをしたときもお笑い優先でしたし(笑)。
――第3話では元アイドル・鎗田まみ(MEGUMI)こと“やりみん”とデカダンスがテレビ番組で共演することになったことから、ショウの正体が明かされますね。
ついに暴かれます。1話、2話では「この人は一体、何を考えているんだろう…」「何か過去にあったのかな？」と思わせられるように演じていました。3話では、芸能界で最も嫌われている元アイドル・やりみんと番組で共演することによって、それまで冷めていたショウが感情を爆発させるので注目して欲しいです。ショウが引きこもりから卒業して、アイドル刑事をやることになった理由も明かされますし、自分のようなコミュ障の人に対しての熱い想いも描かれるので、ショウのキャラクターの魅力を全開で魅せられるように頑張りました。
――掛け合いゼリフのテンポも絶妙で息ぴったりですが、デカダンスメンバーとは現場でどんなことで盛り上がっていますか？
みんなでイジり合ったりして、すごく楽しい現場です。いつも同級生トークで盛り上がっているのが森永(悠希)くん。自分とは持っているものが違うので、話していて面白いです。森永くんはアイドルが好きなので、僕におすすめのアイドルや曲についてかなり熱く語ってくれるんですよ。それで『俺も今度、You Tubeで聴いてみるね！』って(笑)。ショウはアイドルが好きというキャラなので、森永くんからいろいろ話を聞いて役作りの参考にさせてもらっています。
――最初は芸能界という世界に戸惑っていたデカダンスのメンバーも徐々にアイドルとしての自覚が芽生えていって、どんなアイドルに進化していくのか楽しみです。
めちゃくちゃなアイドルですけど、どんどん5人の個性が爆発していくので、楽しんでいただきたいです。僕は中村蒼くんが演じるタツヤのまっすぐな馬鹿さ加減が大好きなんですよ。普段は物静かな蒼くんが熱血キャラを演じているというギャップがたまらなく面白い！(笑)。最初は、いやいやアイドルをやっていたタツヤがなんだかんだアイドルに目覚めていく姿も見どころですし。これから一体、デカダンスにどんな事件や展開が待ち受けているのか、最後まで見逃さないで欲しいです。
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