堺雅人、再び銀行員役「“現実世界”と交渉していない1年」

2016/10/25 13:51 配信

芸能一般

堺雅人が銀行員役で新CMに出演

堺雅人が三井住友銀行の新CMキャラクターに決定し、新CM「まるごと話せる人(夫婦の夢)」篇、「まるごと話せる人(親の本音)」篇の2本が10月25日(火)よりオンエアされることが分かった。

同CMは、銀行員役の堺が、老婦人、老紳士のそれぞれのお金に関する相談に乗るというというもの。共に、「はい」だけで相手の心を開く堺の演技力が注目だ。

「まるごと話せる人(夫婦の夢)」篇では、お金に対する悩みを抱える老婦人が来店。老婦人は不安げな様子で、初めて相談ブースへ。堺とあいさつを交わした後もどこかまだ硬い表情の老婦人だが、堺の優しい表情にだんだん心を開いていく。堺の「はい」と笑顔に、柔らかい表情になる老婦人は、満足した様子で銀行を後にする。

一方、「まるごと話せる人(親の本音)」篇では、堺とすでに顔なじみの様子の老紳士が、退職金をどうするかの相談を。資産運用や自身の老後についてのシリアスな本音が垣間見える場面では、堺が真剣に耳を傾ける姿が描かれる。

撮影では、開始前から真剣な面持ちの堺が、せりふが少ない分、監督と入念に演出について話し合う。何回もテイクを重ねる場面もあり、一つ一つのシーンにこだわりを持って取り組んでいた。

また、合間には共演者、監督、スタッフと談笑する場面も。共演者とは“お金”について話したり、監督の冗談に笑顔で応えたりと積極的に周囲とコミュニケーションを取っていた。撮影後、堺がインタビューに応えてくれた。

――撮影を終えられた感想を教えてください。

楽しかったです。ちょっとした芝居の間やニュアンスで関係性が変わってくる芝居だったので、共演の方と相談したり、監督にご指導いただきながら、とても楽しく撮影を終えることができました。

――せりふがとても少ない役柄でしたが、いかがでしたか?

ちょっとした聞くしぐさだったり、相づちの打ち方だったり、ほんの少しのニュアンスで変わってくるので、せりふが少ないのも楽しめました。難しいといえば難しいですが、監督もすごく丁寧に演出してくださったので楽しかったです。

――普段の役柄だとせりふの多い役が多いかと思いますが…?

喋る方も聞く方もどっちも楽しいですね。

――銀行員役でしたがいかがでしたか?

以前銀行員の役をやらせていただいた時は、また全然違う銀行員だったんですが、今回の役を通して、銀行員の役って本当にいろいろあるんだなぁと思いました。

お金って本当に何にでも化けるものだと思うんですけど、そんなお金を扱う銀行の方にはいろいろな仕事がありますよね。

今回はゆったりした時間を一緒に過ごしながら、少し時間をかけて、お金の使い道について考えるという設定だったのですが、いつもはそのようなことを相談できるフロアに行ってなかったので銀行の業務はこういうところもあるんだなぁとあらためて勉強になりました。

――今回は「話を聞く」役柄でしたが、普段は“話す派”ですか?“聞く派”ですか?

(首をかしげながら)どっちもじゃないですかね? 聞く時は聞くし、話す時は話すし…どちらもじゃないですかね。どちらも楽しいです。

今仕事でご一緒してる人たちとは、割と何でも話せたり、相談できたりするので、あまり人に話を聞いてもらえなくて寂しいとかはないですね(笑)。

話すのは…仕事場だからかもしれないですが、次につながるようなお話をします。それに愚痴はあまりないかな。仮に不満があっても、言ってもしょうがないと思うことは言わないかもしれないです。

――ことしも残り後2カ月ですが、残り2カ月でやっておきたいことはありますか?

現実世界とそんなに交渉していなかったので、新聞を読んで、日本で何が起きているかをもう1回勉強したいと思います。オリンピックはすごく盛り上がっているのをNHKのスタジオの片隅で感じていましたが、どなたが活躍されたのかしっかりと見られない部分もあったので、もう一度ダイジェストを見るのもいいかもしれないですね。

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