刑事役の瀧本美織、アクションシーンは自ら志願?

2016/11/02 06:00 配信

ドラマ

10月16日に25歳の誕生日を迎えた瀧本美織。“北町君”の絵には玉木が書いた落書きが・・・

フジテレビ系で放送中の玉木宏主演ドラマ「キャリア~掟破りの警察署長~」(毎週日曜夜9:00-9:54)に出演している瀧本美織にインタビューを敢行。

同作は、警察署長・遠山金志郎(玉木)が、エリートでありながらひょうひょうとした性格で、気になることがあると自ら街に出て事件を解決していく物語。

瀧本は、ノンキャリアの新人刑事・相川実里役を演じる。実里は周りの刑事たちに一人前と見てもらえず雑用ばかりを押し付けられ、早く認められたいともがいていた。そんな中、副署長の半田(柳沢慎吾)や南(高嶋政宏)から金志郎の面倒を見るよう命令され、嫌々ながら金志郎のバディとなり、次第に金志郎に影響を受け成長していく。

そんな実里の人物像や共演する玉木らとのエピソードを聞いた。

――10月16日に25歳の誕生日を迎えられたばかりということで、おめでとうございます!

ありがとうございます! 「25歳になるとは! 早いな~」とびっくりしていますけど、玉木さんや刑事課の皆さんに、北町署のイメージキャラクター“北町君”のイラスト付きのケーキを頂いて、その“北町君”に玉木さんが私のホクロを書いたり、寝癖を書いたりと、いたずらっ子な一面もあったり、本当にみんな仲が良くて、幸せな現場です。

――さらに、誕生日当日に鳥取県の魅力をPRする「ふるさと大使」にも就任されましたね。

そうです。その日に鳥取に帰って、任命式に出席してきました。

慌ただしかったんですけど、お仕事を絡めて地元に帰れたのはご縁を感じましたし、自分の誕生日といううれしい日に就任というのは感慨深かったです。

――「ふるさと大使」に就任されての抱負はありますか?

小さい頃からお仕事をしていて、鳥取と東京を行ったり来たりずっと繰り返していました。故郷なので思い出がたくさんある場所ですし、“家族がいる場所”っていうのが自分にとって一番大きいと思います。これから恩返ししていけたらいいなと思います。

――クランクインから今までで、現場の雰囲気は変化しましたか?

最初から良い雰囲気ではあったと思うんですけど、さらに私のイジられ具合が増してきました(笑)。男の子みたいに扱ってくださって、玉木さんがすごくいたずらっ子なんです!

私が普通に歩いてたら、私の足の下に足をパッと入れてきて、「おっとっと!」みたいになったり(笑)。衣装を着替えてたら、靴下を上から投げ入れてきたりと楽しい現場です。

――現場で一緒になるのは、共に行動することが多い玉木さんですか?

そうですね。バディのようになっていますし。

――玉木さんと共演されて、最初の印象からイメージは変わりましたか?

出会う前はクールな印象があったんですけど、お会いして、“金さん”を演じられている玉木さんがすごく柔らかくて、その笑顔が市民のみんなを救っていくんだと思いますし、金志郎のような柔らかい人の役がすごくピッタリな方だなと思いました。

――今回初めての刑事役ということで、瀧本さんがキレのあるアクションをされるというのも意外でしたが、実際にアクションをやってみていかがですか?

周りからもすごく意外だと言われますね。私自身アクションは大好きで、今までも時代劇で「くノ一」をやらせていただいたり、ダンスをしているのもあると思うんですけど、現場で振り付けられたものを覚えて、その場で演じるという作業がすごく好きです。

体を動かすのが好きなので本当はもっと動きたいくらいです! 「蹴り」のアクションをやりたいと現場でずっと言っていたら、4話で“犯人のおなかに蹴りを入れる”というシーンを入れてもらいました(笑)

――瀧本さんのアクションシーンは基本的に全てご自身でやられていますか?

私が全てやってます!

――女性ではあるけど、刑事としてネクタイをしてスーツにスニーカーという衣装も特徴的ですよね。

女性の刑事さんはスーツにネクタイはせず、ヒールを履くイメージだったんですけど、それでは走れないので、いつでも犯人を捕まえられること重視で実里はスニーカーなんだと思います。

ネクタイをしているのは監督の「男社会の中でもまれながらも頑張っている実里」のこだわりがあったみたいです。

――実里は20代で、ご自身と等身大の役柄ですが、瀧本さんは、実里のような女性に共感する部分はありますか?

自分でも撮影が始まる前から、等身大の役として演じられそうだなと思っていました。私もそんなに女子っぽ過ぎないと思うので、ボーイッシュな部分は自分にもあって共感できます。

―― 一生懸命で正義感が強いけれど、一方で一人前の刑事としてはなかなか認められないという焦りもある実里役をどう演じられていますか?

置かれている立ち位置もすごく難しいと思うんですけど、上司の言うことは絶対で、そこに金さんが現れて、その人の考え方が、自分が目指している刑事の姿と一緒なんだと思いますし、自分の「人を救いたいという気持ちが一番だ」という思いをあらためて金さんに再確認させてもらっているんじゃないかなと思います。

―― 南にはものすごく圧がありますが、一方半田副署長はすごくコミカルなキャラクターですよね。

緊張と緩和がありますよね(笑)。監督から“視聴者目線で見られる役が実里”だと言われて、視聴者の方も私を通しての目線で見る方が多いと思うんですけど、本当にバラエティー豊かな人が多くて面白いですよね。一緒にお芝居をしていても笑っちゃうようなところがありますし、本当に幸せな現場だと思います。

――撮影中でも笑ってしまいそうになったりしますか?

私すごく笑い上戸で大変なんですよ(笑)

――笑ってしまってNGを出してしまったりしたことはありますか?

あったんですよー!(笑) さすがに耐えられなくて、笑っちゃうということがいろんな人とのシーンでありました(笑)。玉木さんとのシーンでも笑っちゃうし。

さっきの撮影でも、南さんの家に金志郎と実里が駆け込むというシーンを撮っていて、そこにセットとして置いてあるものが渋過ぎて、「南さんの家というよりもおじいちゃんの家だよね」っていう玉木さんの一言がツボに入ってしまって。でも、頑張って笑いをこらえて、今回は本番でも大丈夫でした!

――では最後に、ドラマを楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。

毎回、個性豊かなゲストの方もいらっしゃいますし、これから北町署の人たちがどんどん変化していく気がしますし、その変化をぜひ皆さんに見守っていただけたらなと思います。1話完結なのですごく見やすいと思います!