11月5日(土)公開となる、小松菜奈、菅田将暉W主演映画「溺れるナイフ」から、夏芽(小松)とコウ(菅田)が海に飛び込むプロローグシーン映像が公開された。
コウが夏芽の喉に触れながら溺れる2人に、メインタイトルが重なり、小松の読誦が印象的だ。この描写は原作の単行本1巻の第1話の1シーンであり、読誦も冒頭のナレーションを引用、原作のタイトルロゴがまるで溺れるかのように、繊細かつ鮮烈に展開されていく。
原作は、'04年から'13年までの長きにわたって「別冊フレンド」(講談社)にて連載され、洗練された世界観とリアルな心理描写で熱狂的に愛され続けるジョージ朝倉の同名漫画。
全17巻の単行本は現在までに累計発行部数170万部を突破し、いまだにファンが増え続けている。登場人物たちと共に、少女から大人の女性へと成長していった読者に深く熱く愛された本作。
今回メガホンを取った山戸結希監督もまた、「中学生の頃からリアルタイムで読んできて、一緒に生きてきたみたいでした」と語るほど、この作品に魅了された1人だ。
山戸監督は「『溺れるナイフ』を原作としたとき、その中で描かれている感情で分からないものは一つもなかった」と語り、全17巻もある作品を2時間弱の映画にする上で、「溺れるナイフをそのまま再現するような実写映像化は、確かに不可能かもしれないと思いました。それでも、未来の誰かの血肉にしてもらえるような、かけがえのない青春映画を作るなら可能性は大いにあると思いました。
この時代から、一緒に生きていきたいと女の子が思いたくなる、今この時代に生まれるみずみずしい映画として育っていってほしいです。全国の女の子に溺れてもらいたいです」と語り、誰よりも原作を愛した山戸監督による誰も出会ったことのないラブストーリーがここに誕生した。
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