11月19日(土)、フジテレビ系で松本人志が大会チェアマンを務める「土曜プレミアム『IPPONグランプリ』」(夜9:00-11:10)を放送。
16回目となる今大会は、番組最多出場となったバカリズムの他、前回(第15回)大会チャンピオンの若林正恭や、千原ジュニアら優勝経験のある芸人が多数参戦する。
その他にも、ふかわりょう、永野、中岡創一(ロッチ)が初出場し、11月12日に放送された「IPPONスカウト」を勝ち抜いた久保田和靖(とろサーモン)を加えた10人の中から大喜利No.1を決める。
収録後に囲み取材が行われ、前回大会チャンピオンの若林に番組の魅力などを聞いた。
――前回、優勝された時を振り返っていかがでしたか?
決勝のステージに上がると解答を考えるのに精いっぱいで、「今何ポイント?」とかも考えられないくらい、お題に集中していました。
優勝した時に紙吹雪がバーン!と降ってきた時に「あぁ、そうか3ポイントか」って気付くくらい変なところに入っちゃってて、その後の榎並(大二郎)アナとの絡みが雑になっちゃって、反省していたんですけど、今日謝れたので良かったです(笑)。
――前回大会で印象に残っているお題はありますか?
「『おやじ狩り』されたけどなんか嫌じゃない。なぜ?」っていうお題で、僕は絵が下手で、絵ではなかなか一本は取れないんですけど、そんな絵での解答で勝ったのは自分でも意外で、苦手意識があった分うれしかったですね。
――前回大会の出場者の中で、特に面白いと思った方は?
伊達(みきお)さんですかね。伊達さんの解答は、今まで見てきたいろんな人の解答とは全く違う角度で、言い方とかもすごく新鮮で、人によって大喜利って変わるなって。またぜひ、(伊達の)解答を見たいですね。
――採点をする側の難しさなどはありますか?
自分が面白いと思ったもので、ちゃんと押そうという気持ちもあるんですけど、やっぱりその日の流れというか、乗ってる人間の乗ってる勢いがあると、解答を出すときもパワーがありますね。
そういう人が決勝に行くような人だなっていうのはあります。答えのレベル以上に伝わってくるものがある、答えに勢いが乗っかってくることがありますね。
――現場の雰囲気によっても変わってくるということですか?
そうですね、調子がいい悪いというのはあるので。
でも、そんな中でもバカリズムさん、(千原)ジュニアさんは毎回ものすごく安定して高いレベルの答えをずっと出しているのは本当にすごいなーと思います。
どういうメンタルの人たちなんだ…と思いますね(笑)。
――若林さんにとって「IPPONグランプリ」はどのような位置づけの番組ですか?
僕らの世代の中で、松本さんっていうのは本当に大き過ぎる存在なので、松本さんに開催していただける大会で優勝したというのは、非常にうれしいですし、地元の友達が喜んでいましたね(笑)。
――若林さんが思う「IPPONグランプリ」の魅力はどんなところにありますか?
やはり“競技”になっているので、どうしても負けたくないという気持ちが出てきますし、他の番組に出ている時とは違った顔が見られるので、どの番組より一番ヒリヒリして、スリルがあって楽しいですね。
――ネタ番組の緊張感などとも違いますか?
空気感が違いますよね。先輩たちが緊張している顔ってあまり見られないので、特別です。
――出場が決まって、当日を迎えるまでの過ごし方は普段と変わったりしますか?
普段は「スベることもあるし、それはしょうがない」と思ってやってるんですけど。
「ヒルナンデス」(日本テレビ系)のクイズコーナーで挙手してボケて、あんまりウケないと「あれ、明日の『IPPON』やばいんじゃない?」って、全部の番組で普段よりダメージがデカイんですよね(笑)。
あと、この仕事の前の仕事の春日(俊彰)へのツッコミはちょっと荒くなります。そのくらい大きい番組ですね。
――前回優勝された時は、春日さんから何か言われましたか?
そういえば、この間ラジオで「放送を見てない」って言ってたので、DVDが出来上がったら自腹で1枚買って、無理やりかばんにねじ込もうかなと思います(笑)。
――松本さんとは優勝された後、何か話されたりしましたか?
「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出させていただいたときに、本番前に初めて松本さんの方から話し掛けてくださって、それがめちゃくちゃうれしくて、収録で肩に力が入り過ぎちゃいました(笑)。
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