デヴィッド・ボウイと京都の関係が明らかに!?

2016/11/17 13:17 配信

音楽

デヴィッド・ボウイの誕生日でもある来年1月8日(日)、WOWOWで「生誕70年記念デヴィッド・ボウイよ永遠に」と題し3番組を放送する

“デヴィッド・ボウイ逝去”の衝撃報道から1年となる来年1月8日(日)に、WOWOWではデヴィッド・ボウイのオリジナルドキュメンタリーを放送する。

音楽にファッション、アート、舞台芸術などを取り込み、常に変貌を繰り返すことで唯一無二の存在として時代を牽引し続け、ことし1月10日、69年の生涯を終えたデヴィッド・ボウイ。

彼の作品の中でも、ベルリンの壁崩壊へ向けて人々の心を突き動かした'77年の名曲「ヒーローズ」は金字塔として知られているが、今回のドキュメンタリーでは、アルバム『ヒーローズ』に収録されているインストルメンタル「モス・ガーデン(苔庭)」に注目。

この『ヒーローズ』の制作当時、一度はスターダムに駆け上がったボウイが、その喧騒とドラッグ漬けの毎日から逃げるようにベルリンに入り、音楽の再構築に取り組んでいたことは周知のことだが、一方で彼が日本の京都へひそかに通い東洋の美や、その心に触れることで、自己を見つめ直す旅を繰り返していたことはほとんど知られていない。

デヴィッド・ボウイの輝かしいキャリアの中に、日本人クリエーターの活躍がある。番組は、デビュー後瞬く間に世界を席巻していくボウイを目の当たりにしてきたファッションデザイナー・山本寛斎、写真家・鋤田正義、スタイリスト・高橋靖子らの貴重な証言を、世界で初めて公式映像として記録した。

名盤『ロウ』『ヒーローズ』『ロジャー』の“ベルリン3部作”を制作した時期、ボウイがツアーの合間を縫うように訪れていたという京都。彼は京都で何を見、何を感じていたのか…。数々の証言から見えてきたのは、ボウイが若かりしころから心のよりどころとしてきた東洋思想と、ステージ上では決して見せなかった“人間ボウイ”の姿だった。

さらにボウイの生まれ故郷のイギリスと、苦悩の時代から抜け出すべく制作に没頭したベルリンの録音スタジオを取材し、創作の原点を探る。

京都を愛したボウイが、複雑な要素を一切排除した楽曲「モス・ガーデン」を創作したその神髄に迫るドキュメンタリーは、ボウイファン必見の内容だ。

放送日の1月8日は、デヴィッド・ボウイの誕生日に当たる。同日、WOWOWでは「生誕70年記念デヴィッド・ボウイよ永遠に」と銘打ち、デヴィッド・ボウイ特集番組を一挙放送する。洋楽オリジナル・レギュラー番組「洋楽主義」での10分拡大による特集、ロック史に輝く名盤『ジギー・スターダスト』発表後の貴重なロンドン公演の模様を放送。1月8日はデヴィッド・ボウイに想いを馳せよう。