'17年1月にスタートするテレビ東京の土曜ドラマ24枠は池松壮亮主演の「銀と金」に決定した。
原作は、ギャンブル漫画の第一人者で、「カイジ」「アカギ」を筆頭に、カリスマ的人気を誇る漫画家・福本伸行の同名漫画。
福本ファンの間では、最高傑作とうたわれることもある本作品。福本作品が民放で連続ドラマ化されるのは初。
主演を務める池松にとって、今作が連続ドラマ初主演作となる。
物語は、何事もうまくいかず、ギャンブルに逃げていた森田鉄雄(池松)が、“金がすべて”の裏社会を仕切る大物フィクサー・平井銀二(キャスト後日発表)に出会うことから始まる。
巨額の金額を賭けた“怒涛の心理戦”をテーマに、欲望に踊らされる悪の紳士たちを、経済的にも精神的にも粉砕し、多額の金を奪い取るという「悪」vs「悪」の究極のマネーゲームを描くブラックエンターテインメントドラマだ。
福本、池松たちから届いたコメントは以下の通り。
■原作者・福本伸行のコメント:「銀と金」は、麻雀漫画以外で、僕が初めて評価を得た漫画です。僕の漫画の中で「『銀と金』が一番好きだ」と言うファンの方によく会います。
僕自身が、世の中に認められよう…と、ギラギラしていて…、その熱が籠(こ)められた作品だからかもしれません。
今回、森田鉄雄役を池松壮亮さん(映画「紙の月」('14年)見ました!)。また、平井銀二役を、とあるいぶし銀俳優(僕がぜひに…と、推薦しました!)。
この素晴らしい2人のタッグで、テレビドラマ化! 僕の人生に、また一つ、僥倖(ぎょうこう)が舞い降りました。ありがとうございます!!
■池松壮亮のコメント:原作のもつパワーに圧倒され、この度、連続ドラマ初主演という大役を務めさせていただくことになってしまいました。
30分×12話という長い時間をかけて、まだ何者でもない森田鉄雄という男が何に絶望し、何に出会い、何を想い、何に挑むのか。ゆっくりと探していけたらと思っております。
誰かに認めてもらいたい、誰かを見返したい、もっと、もっといけるはず、俺は何者なんだ。”ちょうど良さ”が主流となってしまったこの時代に逆らって、勝つか負けるか、1カ月半このチームで突っ走ってみようと思います。
■松本拓プロデューサーのコメント:15年前、この原作に出合った時、高校生だった私は、すさまじい衝撃を受け、夜通しで読破したことをよく覚えています。
圧倒的な心理戦、そして、抜群のスリル感。福本先生の原作の中でも、異彩を放つこの作品は、それから月日が経った今読み返しても、やはり鳥肌が立ちます。
最高の原作を、最高のキャストでドラマ化したい。長い時間をかけて企画を立ててきました。人が命を賭ける「究極のマネーゲーム」を、ぜひ、一人でも多くの人に見ていただきたいと思います。
主演は、今、映画界で最も注目を集める若手俳優の一人、池松壮亮さん。今月頭にクランクインしましたが、ワンカットワンカット、彼の素晴らしいお芝居にしびれています。
もはや、いまだかつてない面白いドラマが出来上がることは確実。テレビ東京の深夜ドラマに、また一つ、革命を起こします。
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