人気俳優・山崎賢人の次なる主演作は、灰色の脳細胞ならぬ“灰色の高校生探偵”役――。’17年も映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」、「斉木楠雄のΨ難」と話題作が目白押しの人気俳優・山崎が、シリーズ累計205万部突破の学園青春ミステリー「古典部」シリーズ第一作を原作とした映画「氷菓」に主演することがわかった。ヒロインは若手女優・広瀬アリスが務める。
原作は今最も注目されるミステリ作家・米澤穂信氏のデビュー作「氷菓」で、2001年の角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞受賞作。同作から始まる「古典部」シリーズはコミックス累計90万部、アニメBD&DVD累計19万枚突破などメディアミックスも進み、11月30日にはシリーズ6冊目となる最新作「いまさら翼といわれても」が発売されるなど、今もっとも波に乗るミステリシリーズの一つ。
“省エネ主義”のクールな高校一年生・折木奉太郎(山崎)が、姉の命令で廃部寸前の「古典部」にイヤイヤ入部。そこで好奇心のかたまりのような少女・千反田える(広瀬)と出会ったことから、奉太郎の平凡だが安穏とした“灰色の高校生活”は一変、探偵として目覚ましく活躍し始める。奉太郎の推理力を見込んで、えるは自分の伯父に関するとある依頼を持ち込むが、それが思いがけず33年前に起きた別の事件を掘り起こすことになり――というストーリー。
「ジョジョの奇妙な冒険―」「斉木楠雄の―」と個性的な役柄が続く山崎だが、本作で演じる主人公・奉太郎は「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする“省エネ主義者”。そんなクールな高校生探偵がオテンバお嬢様・えるの好奇心に振り回されるという“ギャップの妙”も楽しめる。プロデューサーの小林剛氏が「実際お二人の掛け合いは作品中でも本当に面白く、恋愛のようなそうでないような微妙な距離感が絶品です」と語るように、奉太郎とえるの関係も気になるところ。
「バイロケーション」「劇場版零~ゼロ~」の女流監督・安里麻里氏がメガホンを取り、原作のモデルでもある飛騨高山でもロケを行った本作で、山崎は“元気な美少女に振り回されるクールな学生探偵”という新境地に挑む。そんな山崎の最新撮り下ろしSHOTを堪能できる「山崎賢人2017年カレンダー」(KADOKAWA)が11月25日(金)に発売される。デスクにも置きやすい大きめ卓上タイプで、通常版に加え、Amazon.co.jpからの購入で限定豪華特典も。人気俳優となった山崎の“今”を留めた卓上カレンダーを携えて、新たな年を迎えよう!
■キャストコメント
<山崎賢人>
とても素敵な作品なので参加できて嬉しいです。この物語自体ミステリー要素もあり、それ以上の要素も楽しめるお話でした。その中で折木という役は「無駄な事が嫌いな省エネ主義者」という人物なので感情や動きに無駄が無いように気をつけました。そして以前作品でお世話になった安里監督やキャスト達と力を合わせて、とても素敵な作品になったと思います。ほろ苦い青春ミステリーを是非楽しんでいただけたら嬉しいです。
<広瀬アリス>
氷菓はアニメや漫画で有名な作品で聞いたことはありました。オファーをいただいた際は素直に嬉しかったです。久々の制服ということにも少しテンションがあがりました。どんな作品になるんだろうと撮影を凄く楽しみにしていました。原作は客観的に読んで面白かったです。簡単な謎解きではなくもっと複雑で読む手が止まらなかったです。それぞれ登場人物たちも色がしっかりあって、面白いなと思いました。役作りはとにかくリハなどで掴んで行ったという感じです。アニメや漫画のイメージが大きくなってしまいがちですがあくまで今回は小説の実写化なのでクランクインする前に何度も何度もリハを重ねて、監督とも「千反田える」いう女の子について話し合いました。山崎賢人くんとは3回目の共演なのでいい意味で緊張せず、お互いを高めあいながらお芝居出来たと思います。(完成した作品を見て)落ち着いた空間の中に古典部のゆったりとした時間が流れていた気がしました。とにかく映像が綺麗で、原作の空気感がより一層出せたんじゃないかなと思いました。飛騨高山にも行かせていただいて実際に描かれている場所だからこそ出せる雰囲気もしっかりとありました。学園もの=恋愛が多いですが今回の氷菓という作品は学園ミステリーということでまた新しい形の青春が味わえると思います。原作ファンの方にも是非見て頂きたいと思っています。全く違ったカラーをもったそれぞれの登場人物の噛み合ってるようで噛み合ってないやりとりにも是非注目して頂きたいです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)