佐々木蔵之介インタビュー! アメリカ・グランドキャニオンを旅する

2016/11/30 06:00 配信

芸能一般

今回初めてアメリカ・グランドキャニオンへ訪れるという佐々木蔵之介(C)BS-TBS

12月9日(金)、10日(土)の夜7時から、BS-TBSで「~地球創世記 ミステリアス・アメリカ~ 生物大絶滅と縄文人の謎」が2夜連続で放送されることが決定した。

本番組は、俳優・佐々木蔵之介が地球創生や大絶滅の謎に迫るドキュメンタリーだ。地球温暖化による異常気象により、大きく脅かされている地球環境と生態系。地球史において、過去に5度生物の大絶滅が起きているといわれており、現在6度目の大絶滅を迎えようとしているという説もあるという。

今回、佐々木が向かうのはアメリカ大陸・グランドキャニオン。約20億年かけて作られた地層に混在する化石などをもとに、地球が大絶滅を繰り返した理由に迫る。今回、旅に出る前の佐々木に旅に対する思いを語ってもらった。

――今回の企画を聞いた時のお気持ちを教えてください。

地球創生とか壮大なことは、普段あまり考えたことがなかったです。なので、「20億年前の地層が見れます」って言われても、ちょっと計り知れなくて。「そんな前のことをどうやって?」と思いました。昨日の夕飯に何を食べたかも覚えていないのに…(笑)。

でも、「普段なかなか自分では行かない場所へ行って見てみましょうよ」と言われて、やってみようかと。グランドキャニオンは映像では見たことはありますが、一度自分もそこに身を置いてみたいと思いましたね。視聴者の方々と目線は一緒だと思います。

――今回、番組が佐々木さんを起用した理由が「シティー派なイメージの佐々木さんを荒野に置いてみたらどうなるのか気になったから」とのことですが、その点についてどう感じられますか?

僕はシティー派でもないですけどね(笑)。でも、本当にどうなるのか?って疑問に思う気持ちは同じです。そんな場所にポンと置かれることなんて、体験したことないですからね。どうなるか本当に分からないな…。

むしろ何も考えられないかもしれないし、ただただ涙が出るかもしれないです(笑)。そういう機会を与えてもらえたってことは、すごくありがたいですね。

――出演が決まってから、地球創生やルーツについてなど調べましたか?

資料は拝見しましたが、やっぱり行ってみないと分からないですね。多分、実際に現地で見て話を聞いていくうちに「じゃあなんで人間は今まで生きてこられたの?」とか、どんどんそこで疑問が生まれてくると思うんです。その様子を一緒に体験していただければと思っております。

――今回のロケで楽しみにしていることや、不安に感じていることはありますか?

僕は普段、海外へ旅に出るといつもローカルな食事をするんですが、注文したけど思っていたものと少し違うものが出てきたとか、量がちょっと多過ぎるんじゃないかとか思うことがありますね(笑)。

他にも、僕が普段日本で暮らしているように快適には過ごせない部分はあると思います。ですけど、そういう体験をして帰ってきて、自分の日常生活を見詰め直したり感謝したりするんですよね。自分が変わらなくちゃいけないことを感じることもあると思います。

今まで、自分をもう一度見詰め直すような、そんな旅をしてきました。

今回も、地球の創世記や人類の起源とかを考えていく中で最終的に今の自分を見詰める旅になるかもしれないです。過去を振り返って今の自分の生き方を考えたり、それを考えたら少し未来のことも考えることができるかもしれない。地球規模でなく、本当に個人的なことを考えるきっかけになるかもしれません。

あんな場所に自分を置いてみたらどうなるのか、どんなことを思うのか一番楽しみですね。

――現地でネーティブアメリカンの方々とお会いすると思いますが、そういう人との触れ合いも楽しみですか?

そうですね。普段ヨーロッパやアジアに行く時とは少し違った感覚です。違う文化に出合うというか。楽しみですし、きちんと礼儀を持ってお会いできればと思います。

――地球温暖化について、何か感じることはありますか?

地球は過去に5回絶滅があったといわれていて、今現在の地球というのは6回目の絶滅に向かっているのではないだろうか、次は人的要因で絶滅するのではないかというふうにいわれているそうなんです。

それを聞いた上で、今回の旅に行くわけなので何かもう一度見詰め直すことがあるのではないだろうかと思ってます。未来を考えるきっかけになるのではないでしょうか。

――佐々木さんが思う、ドキュメンタリーの魅力とは何でしょうか?

僕の仕事は台本に書いてあるせりふを覚えることなんですけれど、ドキュメンタリーは台本がないので、本当に困っています(笑)。だからこそ、どうやっても自分自身の素が出てしまうのではないかと…。そこが面白いんだと思いますね。

――視聴者の方々へメッセージをお願いいたします。

僕と一緒に僕の目線で楽しんでもらえたらなと思います。僕は難しいことは分からないですし、その場で話を聞いて疑問に思ったり、驚愕(きょうがく)したりすると思うので、それを一緒に体験していただければうれしいです。

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