女子テニスの新星・大坂なおみが日本のナダルに圧勝！

2016年10月、日本選手として史上初のWTA（女子テニス協会）最優秀新人賞を獲得した、日本テニス界の新星・大坂なおみが、WOWOWテニス・イメージキャラクターに就任。発表記者会見が行なわれた。

大阪市出身。日本人の母親とハイチ系アメリカ人の父親を持つ大坂は、4歳でアメリカに移住し、現在フロリダを拠点に活動している、19歳のプロテニスプレーヤー。身長180cmから打ち下ろす時速200kmを超えるパワフルなサーブが持ち味の期待の選手だ。2013年にプロ転向以来成長を続け、16年1月、グランドスラム（四大大会）の全豪オープンテニスでは本戦3回戦に進出した。

16年はその後全仏オープン、全米オープンでも3回戦に進出したほか、9月の東レ パン・パシフィック・オープンでは準優勝を果たすなど大躍進。2015年に144位だった世界ランキングは、現在48位にランクしている。（11月28日現在）

会見では、WOWOWテニス・スペシャルコメンテーターの杉山愛とともに登場。杉山に、躍進を遂げた2016年について聞かれると、「1月の全豪で3回戦までいけたのは思ってもみなかったこと。でも、そこからメンタルを強くできた1年間でした。強い選手と戦うことで、いろいろ学ぶこともできました。このまま前に進んでいきたい」と力強く語った。

アメリカを拠点にしている大坂だが、「アメリカを代表している、と思ったことはありません。もともと、日本の選手としてやっています。男子は錦織（圭）さん、女子は私がひっぱるというようになれたらいい」と2017年のさらなる躍進を誓った。

会見では、コロコロチキチキペッパーズのナダルと西野創人が登場。「日本の（ラファエル・）ナダル」と言いつつもテニス経験のないナダルだが、大坂のサーブ受け”対決”に挑戦することに。「僕、剣道をやっていたので瞬発力はハンパないですよ」と自信満々のナダルだったが、ごう音とともに打ち込まれるサーブにまったく反応が追いつかず、途中で「もう終わりたい…」とお手上げ。対決終了後「ものすごく速かった！ 日本のナダルも、1位になれると思うよ！」と”太鼓判”を押すと、大坂は「これでも50%くらいの力ですよ」と笑顔を見せていた。