草刈民代、約20年ぶり社交ダンス披露「思った以上に動けた」

2016/12/06 05:00 配信

ドラマ

敏腕広報官・南幾子を演じる草刈民代が華麗なる舞を披露!(C)テレビ朝日

12月8日(木)に放送される、米倉涼子主演の大ヒットドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の第9話で、「東帝大学病院」広報部長・南幾子を演じている草刈民代が、映画「Shall we ダンス?」('96年)以来、約20年ぶりに社交ダンスを披露することが分かった。未知子(米倉)はもちろん、日本中の視聴者を魅了する。

第9話では、蛭間(西田敏行)の妻・華子(藤真利子)率いる「東帝婦人会」と、「慶林大」院長の妻・鮫島律子(高橋ひとみ)率いる「慶林婦人会」が対立。長年ライバル関係にある両婦人会は、社交ダンス大会でもお互いを打ち負かそうと、闘志を燃やす。

そんな中、なぜか「東帝婦人会」の代表として南がさっそうと登場。華麗なダンスで、会場にいた未知子らの目を瞬く間に奪っていく。

「『Shall we ダンス?』以来、一度も社交ダンスをしていなかった」という草刈は「何でまた『ドクターX』で『Shall we ダンス?』を!?」と驚いたそう。

だが、そこはさすがに世界トップクラスのバレリーナとして活躍していた草刈。妥協は一切許さず「Shall we ダンス?」で草刈の元パートナーを演じた社交ダンス界のカリスマ・田中英和を今回のパートナーに指名した。

約20年の時を経て、この組み合わせによる華麗な社交ダンスがよみがえることになった。

多忙なスケジュールの中、草刈は3日間を割き猛練習。約20年ぶりにもかかわらず、思った以上に動けたそうで、ダンスもさらに高い技術が要求されるアップテンポなものに変更となった。田中とは本番当日に初めてリハーサルを行ったが、そこでも絶妙なコンビネーションを発揮した。

スウィング・ジャズの名曲「Sing, Sing, Sing」に合わせ、超アップテンポなステップでフロアーを一気に舞ったかと思うと、鮮やかな高速ターンやリフトも披露。これには会場で見ていた米倉も目を輝かせ、思わず「速っ!!」と、台本にはないせりふを漏らしたほど。

無事に収録を終え、草刈は「田中先生はバレエでいうところの『パートナリングが素晴らしいダンサー』。音楽的で圧倒的な力量があるので、私もすごく楽しかったです」と笑みを浮かべた。米倉のスカっとするせりふだけでなく、草刈の“心躍らせる社交ダンス”も楽しもう。

草刈民代コメント】

最初にスタッフから「社交ダンスを踊るシーンを入れたいんです」と相談されたときも、「なんでまた『ドクターX』で『Shall we ダンス?』を!?」と驚きましたね(笑)。もちろん、雰囲気も変わって面白そうだと思って快諾したのですが、だからといって誰とでも踊れるわけじゃない! 

そこで私からもお願いし、田中英和先生に出ていただけることになったんです。田中先生は世界のトップ。日本の社交ダンス界にはいまだ、田中先生以上の成績を上げた人はいないそうです。

今回、久々に再会した田中先生は昔の印象そのままで、バレエでいうところの「パートナリングが素晴らしいダンサー」。音楽的で圧倒的な力量があるので、私もすごく楽しかったです。

社交ダンスはバレエと全然違うので、いきなりやれと言われてもできないし、短期間で習得できるような簡単なものでもないんです。今回は3日間しか練習できず、田中先生とも本番当日に初めてダンスを合わせるというスケジュールだったので、そんなに動けないだろうなと思っていました。

でも実際にやってみたら「Shall we ダンス?」で少しかじっていたおかげで、思った以上に動けたんですよ! その結果、今回はとてもアップテンポな振り付けになりました(笑)。

現役で踊っているときは「もっと、もっとハイレベルな技術を!」と思っていましたけど、今は自分が楽しむのが一番だと思っています。踊る喜びが表現できれば、見る方も楽しいはず。

今回もその気持ちを大切に踊りました。いつも無表情で謎めいている南幾子さんが、さらに謎めくダンス・シーンを、ぜひ皆さんも楽しんでいただければ、と思います(笑)。