12月14日(水)深夜に放送される、本格フィギュアスケートアニメ「ユーリ!!! on ICE」(テレビ朝日ほか)第11話に、12月9日(金)に開幕する「フィギュアスケート グランプリファイナル マルセイユ」の解説を担当する、プロフィギュアスケーター・織田信成がゲスト出演することが分かった。
本人役でのTVアニメ初出演を果たし、劇中のグランプリファイナルでショートプログラムに挑む勇利たちの演技を解説する。
織田は番組の大ファンで「一度でいいから本人役で出て、勇利の解説をしてみたかった!」そう。現実のフィギュアスケート大会でも、氷上の舞のような滑らかできめ細かい解説をし、高評価を得ている織田が、“もうひとつのグランプリファイナル”でどんな名解説者ぶりを発揮してくれるのか…。「ユーリ!!! on ICE」での頂上決戦から目が離せない。
織田は今回、本作で熱血アナウンサー・諸岡久志の声を担当しているテレビ朝日の加藤泰平アナと並んで、アフレコに参加した。ことしのグランプリシリーズでも一緒に実況と解説を担当したことのある2人だけに、アフレコでも息がピッタリ。
まるで本物のグランプリファイナルを見ているかのような、リアルな実況&解説を展開し、スタッフ一同を大興奮させた。
中でも印象的だったのは、織田の熱量とリズム感。決して手を抜くことなく、せりふに疑問があれば、すぐスタッフに確認し、秒単位で指定されるせりふの尺やタイミングも、指示通りに見事決め、堂々たる声優ぶりを発揮した。
アフレコ収録後、織田は「加藤さんと一緒だったので、安心して、いつも通りに解説できました! せりふのタイミングも、普段からやっているフィギュアの解説だったからこそ、うまくつかむことができたと思います」と手応え十分。
「『ユーリ!!!』を見ている現役選手や元選手たちに思いっきり自慢したいです!」と声を弾ませ、写真撮影の際もこぼれんばかりの笑顔で、おなじみの決めポーズを披露した。
織田が出演する「ユーリ!!! on ICE」第11話の放送前には、世界中が注目する「フィギュアスケートグランプリファイナル」も開催される。「
織田はGPファイナルについて「昨年は羽生結弦選手が優勝して、宇野昌磨選手が3位でしたので、ことしはこの2人でワンツー・フィニッシュを決めてほしいです。女子はロシアの選手が4人も進出していて、強豪ぞろい。し烈な戦いになると思いますが、昨シーズン2位だった宮原知子選手にぜひ表彰台を目指してほしいです」と、自身の願望を込めた予想を披露した。
織田の予想は的中するのか、はたまた不正解でつるんとスピンしてしまうのか…「ユーリ!!! in Nobunari」の前にGPファイナルの行方にも注目しよう。
ゲスト出演に際し、織田は「『ユーリ!!! on ICE』はフィギュアスケートのルールにちゃんとのっとった演技など、ディティールも細かいですし、リンクの背景の描写も素晴らしい! 僕も大好きなアニメで、第1話から毎週見ながら『一度でいいから本人役で出て、勇利の演技を解説してみたい!』と思ってたんです。
というのも、勇利は僕が一番好きなキャラクター。彼が自分の弱さを乗り越えていく姿は、現役時代の僕と重なるものがあるんですよね。といっても、僕は勇利よりもずっと弱くて、なかなか強さが出せなかったんですけど…(笑)。
それはさておき、彼の解説をするという夢が今回かなって、すごくうれしいです! 実は『ユーリ!!! on ICE』は現役選手や元選手の間でもすごく話題になっているんですよ。彼らに思いっきり自慢したいです!」と明かす。
また、アフレコの感想を「自分役ということもあって、せりふも自然に言うことができたと思います。これが全然違う役柄だったら、すごく苦労したはず! 声優は声だけでキャラクターを伝えなきゃいけませんからね。すごく大変で、難しいお仕事だと思います」と、声の仕事の難しさを語る。
今後やってみたいキャラについては「僕は声が高いし、関西弁が抜けないので、ご先祖様である織田信長みたいな役は無理だと思うんですよ(笑)。なので、かわいいキャラクターや動物の役ができたらいいなって思います。実は僕、猫が好きで、鳴き声のまねも得意なんですよ(笑)」と語った。
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