テンテンコが振り返る――「音楽をちゃんとやりたい」から決めた“生きざま”

2016/12/18 00:00 配信

音楽 インタビュー

テンテンコ撮影=カノウリョウマ


――ずばり、何が変わりました?

「5時間もひとりで何かやる事は凄く大変なので、とにかくいろいろ試そうと用意して持っていったものが、すべてうまくいって。でも、一番大きかったのは気持ちですね。全世界配信のネット番組なので、見て、聴いてくれている人数が多いからというのもあるんですけど、配信後のネット上での感想がいつもの比じゃないほどたくさんあって。評判も良かったし、今まで私のことを知らなかった人や、知っていても今何をやっているかまでは知らない人にまで届いたみたいで、そういう人たちも感想を書き込んでくれたりしたんです。DOMMUNE出演までは覚悟はありながらも自信がない中で手探りだったんですけど、『この道に進んで間違っていなかった』っていう自信に大きくつながりましたね」

――やりたい音楽の方向性は、2年間一貫していましたか?

「もちろん好きな音楽のジャンルはありつつも、最初はやっぱり何をやりたいのか手探り状態でした。ノイズ系やインダストリアル系が好きな一方で歌謡曲も好きだけど、どちらかに絞っていったほうがいいのかを考えてみたり、どちらかというとノイズ系の音楽の方が自信を持って作れるので、そっちばかりに寄ってみたり。最終的にこの2年で見つけた答えが“どっちも好きだからどっちもやる”という方向性。どちらの音楽も好きで、どちらの音楽もできるっていうのが、私の強みになっているのかなと思ったんです。だから機会がある限り、どちらの音楽もやっていきたいなと考えています」

※このほか、ノイズ、インダストリアル音楽にひかれる理由、1stアルバム制作までの経緯、将来への展望などについて、現在発売中の雑誌「グラビアザテレビジョン」でも大いに語っています。こちらもチェック!

[Profile]●テンテンコ 1990年8月27日生まれ。北海道出身。O型。身長142cm。2013年BiSに加入、2014年の同グループ解散とともにフリーランスに。ライブ、DJ活動のほか、自身のブッキングによる企画ライブ「ブタゴリラ」を主催するイベンターなどとしても活躍する。2016年にTOY'S FACTORY内に新しく設立されたレーベル・MIYA TERRACEとマネージメント契約。8月に配信限定でのシングル「放課後シンパシー」をリリースした。そして、待望の1stミニアルバム『工業製品』が12月14日に発売になったばかり。12月25日には、「テンテンコ『工業製品』発売記念クリスマススペシャルインストアライブ」を入場無料で東京・ヴィレッジヴァンガード下北沢にて開催

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