映画「太陽を掴め」の初日舞台あいさつが12月24日に行われ、映画製作の企画段階から作品に関わり、主演を果たした吉村界人をはじめ、共演者の浅香航大、岸井ゆきの、劇場映画デビュー作となった中村祐太郎監督が登壇した。
本来なら恋人や家族と過ごす日なのでしょうけれど、本当にクリスマスイブに劇場に来てくださってありがとうございます。
縁があり監督とお会いして、カフェで話をする機会があり、今までの自分の思いや考えなど話していて、すぐに「映画を作ろう」という話になりました。そこには理由やメリット、デメリットより「とにかく映画をやろう!」という熱い気持ちがあったので、映画の企画段階から関わらせていただきました。
例えば10年後に振り返ったとき、この作品はすごく苦労して作ったので、絶対に色あせないと思いますし、ここから自分が変わったのだと思える作品になると思います。
初日を迎えやっと始まったという感じです! これからもがんばりますので、本作品をよろしくお願い致します。
はっきり言って、クリスマスに見る映画ではないかもしれないですが、この「太陽を掴め」を選んでくださってありがとうございます(笑)。
台本を読ませていただいて、熱い思い、情熱などを真っすぐにぶつけたい気持ちをすごく感じました。そういう気持ちが格好いい思い、僕も参加したいという気持ちが高まりました。
監督に会うと、まだ出演が決まっていないのに演技をつけ始められ、同じシーンを10回くらいさまざまなパターンで試されました。監督は面白くてハッピーな人だと思いましたし、パワフルさに押されて出演を決めたともいえます。
吉村さんが演じるヤットが代表して情熱に任せて生きています。出来上がった映画を見て、自分もそうでありたいと思いました。
そういう気持ちをすごく抱いたから、10年後、20年後、30年後、この作品を見返した時、自分が若いころの気持ちを忘れずに生きていられているのか、長いものに巻かれていないか、自分らしく自分を貫いて生きていられるのか?と、問い正せるような作品になったらいいと思います。
クリスマスイブに映画館に来てくださってありがとうございます。私も昨年、クリスマスに一人で映画を見た経験があります(笑)。すごく映画愛にあふれる皆さんと一緒に劇場にいられてうれしいです。
脚本を読んだ時、ユミカという役柄は真っすぐで、熱いヤットと冷静で賢いタクマの二人の間にいて、うまく自分を解き放てないような印象を受けました。私はそのような性格ではないので、客観的な目から歩み寄っていければいいなぁと思って役作りをしました。
監督はホットでハッピーな方で、熱量がダイレクトに伝わってくるので、私も温かくなってきましたし、周りも一緒に温かくなっていったように感じます。
未来に見返した時、「あの頃は良かったなぁ」と思わないようにしたい。そんな気持ちを持った作品で、あれもこれもあって良かったなぁと思う出演作品の中に「太陽を掴め」があればいいと思っています。
メリークリスマス! 青い青春映画の幕が開きました。トリプルキャストを含め、実力派や若手俳優が集結したこの作品の応援をお願いします。
吉村さんを初めに、浅香さんや岸井さんと出会い、見た瞬間から直感でこの三人でいきたいと思いました。バランスがいいし、人となりが顔からあふれている役者陣に出演していただけて、ナイスキャスティングだと思っております。
監督としてリーダーのように引っ張っていくことを意識したというより、4人目のキャストのような気持ちで撮影に臨みました(笑)。
過去の自分が手掛けた作品を見ると、その頃の自分は自分じゃないような気持ちになります。あの頃の自分を見ているのと同じだから、別人と対峙しているように思います。だから、この先振り返った時に、この作品を見ながら感情に浸るようなことはしたくないと思っています。
初日を迎えて走り続けていくわけですが、皆様の応援あってのロードショーですので、リアクションを世に発信していただければありがたいです。
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