――デビューされて、いきなり堀北真希さんや知英さんなど事務所の先輩方と共演されましたが、デビュー当時のことは覚えていますか?
覚えています。最初は何も分からず何となくで動いていたので、今考えてみるともうちょっとできたんじゃないかなという反省点は多いです。
――昨年は「グッドパートナー 無敵の弁護士」で連続ドラマデビューをされましたが、振り返ってみていかがでしたか?
小学生役ということもあって、ずっと「もっと子供っぽく!」と言われていました。いま振り返ってみると、もっとはじけるというか、子供っぽくできたんじゃないかなと思います。高校1年生で小学生を演じるということは、思っている以上に子供っぽく見せないといけなかったので難しかったです。
――言葉遣いも気を使いましたか?
そうですね。小学生はいつでもテンションが高いというイメージがあるので(笑)、そこは大変でした。
――普段はテンション低めですか?
そうですね。仲のいい友達と喋っているとテンションも高くなることはありますが、普段は普通です。あとは、ちょっとシリアスなシーンで、小学生だったらどうするのかなと考えると難しかったですね。
――そして昨夏には'17年公開の映画「トモシビ」で初主演として撮影に臨まれたわけですが、これはどんな役ですか?
これは千葉県の銚子のお話です。銚子電鉄という廃線危機になっている歴史と伝統のある路線を支援するために、私の演じる杏子が車両とリレーで競争する「銚子駅DEN」に挑むんです。杏子ちゃんは、「やってやる!」という気が強いところがあって、すごく積極的な子だと演じていて思いました。
――そういう部分は自分にもありますか?
そうかもしれません。オーディションで台本をもらったときに、私に結構近いかもと思いましたね。最初に台本を読み合わせしたとき、監督さんに「こういうふうに喋ってみて」などとアドバイスをいただきました。
――銚子での撮影の思い出はありますか?
東京とは全然違い、自然があふれていて、海も近くにあって、すごく景色とかもきれいでした。地域の皆さんが仲が良くて協力し合っていましたし、エキストラの方々ともたくさんお話をしました。
――主演のプレッシャーはどうですか?
最初はどうしたらいいのか分からなかったんですけど、今回は同い年くらいの方が周りにたくさんいて、その分たくさんお話しながら撮影できたので、それは良かったですね。
――そして「キットカット」のCMにも起用されていますが、ショートフィルムが面白いですね。撮影で印象に残っていることは?
ずっと表情が硬いと言われていました。もともとあまり言葉にも抑揚がなくて、顔で表現するのも得意ではなかったので、監督さんと表情の作り方についてたくさんお話しました。
目の動きや表情をすぐに変化させるとかも徐々にできるようになりましたし、真顔もすぐにできるようになって、そういう面ではたくさん学べました。
――動画で「変なおじさん」もやられていましたね(笑)。
そうなんですよ(笑)。主人公の女の子はいたって真面目にやっている設定だったので、まずは笑いを堪えるのに必死でした。それでも、できるだけキレを大切にしたいと思って、動きは全力でやりましたし、楽しかったです!
――原口あきまささんが演じられる先生も、物まねのオンパレードでしたが、笑っちゃいませんでしたか?
あのときは「素のままでいて」と言われていたので、何も考えずに見ていられて楽しかったです。やっぱり明石家さんまさんの物まねは、本物そっくりで面白かったですね(笑)。
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