ドラマ「古代少女ドグちゃん」出演の窪田正孝が爆笑“しもべ”エピソード語る

2009/10/08 20:10 配信

ドラマ 芸能一般 インタビュー

「今はできるだけいろんな人と話をして、幅広くありたい」と抱負を語る窪田正孝撮影=土井一秀

10月7日(水)からMBSほかで放送されるドラマ「古代少女ドグちゃん」に、「ケータイ捜査官7」('08-'09年、テレビ東京系)主演で注目を浴びた窪田正孝が出演する。

本作は、考古学者によって永い眠りから掘り起こされた土偶の神様・ドグちゃん(谷澤恵里香)が考古学者の息子・誠(窪田)と共に、現代によみがえった悪の妖怪を退治していく怪奇ヒロイン・ラブコメディーだ。各話の監督に「呪怨」シリーズの清水崇氏や「怪談新耳袋」シリーズの豊島圭介氏ら個性派を起用し、妖怪役には竹中直人やソニンなど豪華俳優が出演する。すでに撮影を終えたという窪田にドラマの見どころを直撃した。

――役どころについて教えてください。

僕が演じるのは、母親を亡くして引きこもってしまっている男の子。そんなとき、父親の発掘の仕事に無理やり連れていかれてたまたま手伝っていたら、コケてドグちゃんの胸の部分を触ってしまう。実は、胸を触るとしもべになってしまうという設定で、僕はドグちゃんのしもべとして付き合わされてしまうんです。

――“しもべ”としてかなり振り回されたとか?

相当、振り回されてましたね。ドグちゃんがよけた物が後ろにいる僕に当たって鼻血を出すというシーンが、思い出しただけでも3回くらいあります。ドグちゃんは土偶なので土が好きで、寝るときに土に似たところを探すんですが、柔らかくて暖かくて少し湿っているところとして、僕の股(こ)間を気に入って枕にしてしまうんですよ。かなり振り回されてましたよねぇ(笑)。

――ドグちゃんは随分不思議な女の子ですね。

そうですね。人間じゃないですから! 最初のころは、ドグちゃんの方も人間のことがよく分からないんです。僕が部屋に閉じこもっていてもズカズカと入って来ちゃうし。でも、そんなふうにドグちゃんが壁をぶっ壊してくれることで僕も変わっていき、ドグちゃんにも感情が芽生えていく。2人が事件を一緒に解決しながら距離が縮まっていくところをぜひ見てほしいですね。

――ドグちゃんはどんなふうに妖怪退治を?

相手を弱らせてから「ドキドキウェーブ」っていう、ドグちゃんが着ているビキニの胸の部分に妖怪を閉じこめる技で異空間に飛ばします。で、「胸いっぱい」と言うのが決めパターンです(笑)。

――今回の役も、「ケータイ捜査官7」もそうでしたが、内気な役どころが多いように思いますが?

基本は自分も人見知りですね。芝居してると素が出ちゃうものなのかなと思います。だからこそ、いろんな経験をしていろんな顔を持っている方が、芝居にリアリティーが出るんじゃないかなと思う。今はできるだけいろんな人と話をして、幅広くありたいなと思いますね。

――そうした考えを持つようになったのは、「ケータイ捜査官7」に1年間出演したことも大きかった?

「ケータイ−」の時は、1年間ずっとその現場のことばっかり考えていて。周りともあんまり連絡を取らなかったけど、それが自分を変えてくれた。たくさんのスタッフさんの力があって初めて自分が存在するんだ、なんて生意気にも考えたり学んだりするようになりました。真剣にやらないといけないんだと強く思うようになりましたね。

――そんな中で、息抜きはどんなふうに?

友達は少ないんです。同じ友達とばっかり遊んでますよ。ファストフード店に行ってしゃべってるだけだったりするんですけど、そういうことが気持ちをニュートラルに戻してくれる。仕事のことも忘れてカラオケやビリヤードに行って。そんな昔からのつながりが僕の原点です。

くぼた・まさたか='88年8月6日生まれ。B型。神奈川県出身。身長175cm。'06年、フジ系深夜ドラマ「チェケラッチョ!! in TOKYO」で主役を演じ、注目を集める。「ケータイ捜査官7」('08-'09年、テレビ東京系)では1年間を通して主演の網島ケイタを熱演した。 映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」が10月24日(土)より公開。

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