1年間に放送されたBS、CS(有料多チャンネル)のオリジナル番組の中で、優れた番組を表彰する「衛星放送協会 オリジナル番組アワード」。1月17日に衛星放送協会は都内で年頭会見を行い、第7回となる今年のアワード(2016年度の放送番組が対象)の開催概要を明かした。
今年は6月上旬に審査を行い、各部門の最優秀賞を6月12日(月)に発表。全部門から選ばれる「アワード大賞」は7月13日(木)の表彰式で発表する予定。
昨年の大賞に輝いたのは、フジテレビONEで放送された「大相撲いぶし銀列伝」。大横綱に立ち向かった寺尾や旭道山ら“名脇役”と呼ばれる力士の相撲人生にスポットを当てた番組だ。アワードの審査員であり作家の吉岡忍氏は「負けた人の言葉には、個性がある。それを引き出したこの番組のセンスは素晴らしい」と振り返った。また、「世の中の動きに斬り込み、鋭く表現した作品が集まり、昨年の審査もわくわくした」と述べた一方、「アニメ部門については、日本は進んだ国だと言われながら、昨年のアワードでは低調だった。ぜひ各チャンネルが力を入れて制作していただきたいジャンル」と、今後の発展に期待を寄せた。
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