「ウルトラマン」スピンオフ出演の石黒&青柳を直撃!

2017/01/20 18:41 配信

アニメ インタビュー

Amazonプライム・ビデオでは、昨年12月に放送が終了したウルトラマンシリーズ最新作「ウルトラマンオーブ」('16年、テレビ東京系ほか)のスピンオフ「ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA」を見放題独占配信中。

「ウルトラマンオーブ」ではクレナイ ガイ(石黒英雄)とジャクラス ジャグラー(青柳尊哉)が激しい戦いを繰り広げるが、本作はかつて同じ勢力に身を置いて共に戦った二人の“始まりの物語”。

そんな石黒と青柳にインタビューを行い、自身の役柄や作品の見どころなどについて語ってもらった。

【写真を見る】「ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA」ビジュアルカット(C)円谷プロ


――「ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA」の配信が決まった時の気持ちをお聞かせください。

石黒:(スタッフに)「スピンオフあるんだよ!」と言われて、「ああ、そうなんだ」という感じでした。テレビ放送が始まる前、4月の終わりくらいにはスピンオフの話を聞いていました。でもスピンオフだから、僕は出なくて(青柳が演じる)ジャグラーがメインだと思っていました。いざ形になると、すごく大作になっており、驚いています。と同時に、こんな大作に主人公として関われたことが光栄です。

青柳:僕もスピンオフに出演させてもらえることがうれしかったですし、感謝しています。「ウルトラマンオーブ」でジャグラー役をやらせていただけるだけでもすごいのに、スピンオフでジャグラーとガイの物語をやるって聞いた時は、皆さんに背中を押された感じで。「新しいことにチャレンジしていい」と言われた時は素直にうれしかったですし、そこに連れて行ってくれた石黒英雄にも感謝が止まらないです!

石黒:ありがとう! 自分の手柄でいいんだよ!(笑)。いつも、こうやってちゃんと言ってくださるんです。すてきな男性なんですよ。

――とても仲がよろしいですね。お二人は「ウルトラマン」シリーズに出演されたのは初めてですが、演じられていかがでしたか?

石黒:ウルトラマンでしかできない役作り、芝居がいっぱいあるんです。それがすごく楽しくて! 今回の僕のキャラクターは先輩ウルトラマンに敬意を払った役なので、甘えさせていただきました。でも、これって本作でしかできないんです。それが僕の中での醍醐味(だいごみ)で、敬意を払いつつ、ジャグラーという相棒のことを考えつつ、先輩ウルトラマンとのヒーロー像をうまく作ろうと練っている状態がすごく楽しくて。Amazonプライム・ビデオでの役作りはテレビ版と同じで、ガイというキャラクターは弱い方が良いのか、それとももっと初々しさを出した方が良いのかということでした。今回は、初々しいキャラクターにしました。

もちろんジャグラーのキャラクターもそうなんですけが、それを決定付けたのが、僕が変身した後のウルトラマンを演じてくださった(スーツアクターの岩田)栄慶さんなんです。栄慶さんが「(ウルトラマンの)50周年でしかできない動きをしたい」とおっしゃって、それが初代のウルトラマンと同じ戦闘スタイルなんです。顎を持ち上げた、前かがみで若干猫背というスタイルで。あれは、初代ウルトラマンを“完コピ”しているんですよ。それを見た瞬間、「自分が初々しい状態から強くなったというのを構築していかないと」という思いがありました。役者として楽しい時間でしたね。

青柳:ミニチュア特撮ワークみたいなものって、普段自分たちが生きている芝居の中ではほとんど縁がないんです。そこにプロフェッショナルでエネルギーを懸ける人たちがドラマパートを撮るということで、新鮮なディスカッションの中で芝居を作っていけました。ウルトラマン、円谷プロが50年積み上げてきた特撮の技術みたいなものに支えられて、僕ら自身が新しいものを教えられた感じがありました。ウルトラマンでしか、分からなかったこともありました。

「ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA」のスピンオフに出演する石黒英雄(左)と青柳尊哉(右)